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レンダリング タブ

レンダリング タブには、フレームの出力とフルストリームで取得された描画呼び出し、およびイベント ビューの表示が表示されます。

レンダリング タブは、常に詳細ビューに表示されます。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render(ja-jp,VS.85).gif

レンダリング タブは、以下で構成されます。

  • 表示パネル
  • 一般的なコントロール
  • コンテキスト メニューの表示
  • レンダリング タブのコントロール
  • [ステータス バー](Status Bar)

表示パネル

レンダリング タブの表示パネルは、選択されたフレームまたは描画呼び出しの出力をホストしています。

レンダリングをサポートするには、フレーム ステートがフルストリーム キャプチャーで PIX によって取得されている必要があります。これにはシングルフレーム キャプチャーまたは再生可能な Direct3D 呼び出しストリーム オプションが、PIX で実行されている実験の定義で有効になっている必要があります。実験の定義の詳細については、「実験 - 基本ビュー」を参照してください。

フレームとその構成要素である描画呼び出しがレンダリング タブに表示されている場合、イベント ビューでは、フレームが太字で表示されます。

完了したフレームまたは構成要素である描画呼び出しをレンダリングするには、次のようにします。

  1. イベント ビューで、フレームまたは対象となる描画呼び出しを選択します。

  2. レンダリング タブが既に表示されている場合は、イベントまたはフレームは自動的にレンダリングされます。

  3. そうでない場合は、[レンダリング](Render)タブをクリックします。

ペンのアイコン (Bb173104.dxsdk_pix_reference_penicon(ja-jp,VS.85).gif) がリソースのタブに表示されます。これは現在レンダー ターゲットにバインドされていることを示しています。

フレーム全体または Present 呼び出しが表示されるように選択されている場合、レンダリング タグにはバック バッファーの内容が表示されます。

その他の描画呼び出しが選択されている場合、レンダリング タブには現在バインドされているレンダー ターゲットの状態が表示されます。

これによって、レンダリング タブにはフレーム ステートの構築が順を追って表示されるようになります。

イベント ビューでは、フレームを前または次へと移動させるコントロール Bb173104.dxsdk_pix_event_view_change_frame_small(ja-jp,VS.85).gif を使って、フレーム間を移動します。また、描画呼び出しコントロールを前または次へと移動させるコントロール Bb173104.dxsdk_pix_event_view_change_draw_small(ja-jp,VS.85).gif を使って、描画呼び出し間を移動します。

一般的なコントロール

一般的なコントロールは、ズームやファイルの保存などの一般的な操作を実行します。次の表は、一般的なコントロールのボタンについて説明したものです。

記号 名前 説明

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_zoom_in(ja-jp,VS.85).png

拡大 画像を拡大します。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_zoom_out(ja-jp,VS.85).png

縮小 画像を縮小します。また、画像をクリックすると、マウス ホイールでズームを変更できます。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_fit(ja-jp,VS.85).png

画像に合わせる 画像が完全に表示されるまで拡大または縮小します。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_100(ja-jp,VS.85).png

フル サイズ ズームをリセットして、画像をノーマル サイズに戻します。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_save(ja-jp,VS.85).png

保存 画像をファイルに保存します。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_wire(ja-jp,VS.85).png

ワイヤー フレーム ワイヤー フレームにあるオブジェクトをレンダリングします。

コンテキスト メニューの表示

レンダリングされた画像を右クリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_save_menu(ja-jp,VS.85).png

  • [Save Picture As]
    現在表示されている画像をファイルに保存します。
  • [Debug This Pixel]
    ピクセル履歴ビューを有効にすると、レンダリングするターゲット データを、ピクセル単位でイベントごとに記録することができます。詳細については、「ピクセル履歴ビュー」を参照してください。

レンダリング タブのコントロール

レンダリングのコントロールを使用すると、表示されるデータの範囲を変更し、より多くのデータを表示できます。

また、ツール バーにはスライダーが含まれます。これは、現在のフレーム イベントに対して以前に描画されたレンダリング オブジェクトの明るさをコントロールします。

記号 名前 説明

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_brightness(ja-jp,VS.85).png

以前の描画の明るさ フレームで以前の描画を表示する明るさを指定します。スライダーをドラッグして左に動かすと、以前のオブジェクト描画が暗くなり、右にスライドさせると明るくなります。イベント ビューでこのスライダーを使用すると、各描画呼び出しによって描かれたオブジェクトを特定することができます。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_channels(ja-jp,VS.85).png

チャンネル 表示する画像のチャンネルを指定します。利用できるチャンネルは次のとおりです。
  • RGB
  • Depth

このシーンでアルファ チャンネルが使用されている場合、次のチャンネルも使用できます。

  • ARGB
  • アルファ

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_channel_level(ja-jp,VS.85).png

チャンネル レベル 対象とする値の範囲を指定します。範囲の下限および上限は、スライダーの上部および下部にある小さな三角形をドラッグすることで指定できます。また、コントロールを右クリックして、直接値を入力して指定することもできます。範囲の上限に近いと明るくなり、下限に近くなると暗くなります。範囲の上限を超えると完全に白になり、下限を超えると完全に黒になります。

最小レベルおよび最大レベルを調節するには、チャンネルのレベル コントロールを右クリックし、次に [Adjust Min/Max]をクリックします。次のようになります。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_channel_level_adjust_1(ja-jp,VS.85).png

画像のように、最小レベルおよび最大レベルを設定するためのダイアログ ボックスが表示されます。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_channel_level_adjust_2(ja-jp,VS.85).png

[ステータス バー](Status Bar)

レンダリング タブの一番下にはステータス バーがあります。

Bb173104.dxsdk_pix_summary_render_statusBar(ja-jp,VS.85).gif

ステータス バーには次が表示されます。

  • 選択されたピクセルの位置
    マウスによって現在選択されているレンダリング画像でのピクセルの位置を表示します。ピクセルが選択されていない場合、ステータス バーのこの選択は空白になります。

  • リソース情報
    現在レンダリングされている、バインド サーフェスやテクスチャーなどのリソースに関して、次の詳細が表示されます。

    • リソースの高さと幅 (ピクセル単位)

    • D3DFORMAT 列挙型のメンバーであるリソースのフォーマット

    • リソースの使用率、0 (使用率が指定されていないことを示す) または D3DUSAGE 列挙のメンバー

    • [Direct3d 9 のみ](Direct3d 9 Only) リソースのバッファーを含むメモリー プール、D3DPOOL 列挙のメンバー

関連項目

詳細ビュー