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実験 - 基本ビュー

実験の基本ビューは、PIX を実行する際の最も簡単な方法です。入力が必要なのは、プロファイリング対象のターゲット プログラムとデータ収集方法の 2 種類の情報だけです。ここでは、基本ビューを使用して実験を作成するチュートリアルを紹介します。収集可能なデータの種類を詳細に管理したい場合は、代わりに詳細ビューを使用してください。

基本ビューを使用して実験を作成するには、[ファイル](File) メニューから [New Experiment] を選択します。

Bb173092.dxsdk_pix_basic_experiment(ja-jp,VS.85).gif

基本ビューには、次の 2 種類の情報を入力します。

  • プロファイリング対象のターゲット プログラム
  • 情報収集オプション

また、基本ビューには次の 2 つのボタンも表示されます。

  • [Start Experiment]
  • [More Options]

プロファイリング対象のターゲット プログラム

ターゲット プログラムとは、分析の対象とする、Direct3D を使用して作成されたアプリケーションです。このテキスト ボックスに、ターゲット プログラムへのパスを入力します (または参照ボタンを使用します)。

Bb173092.dxsdk_pix_basic_experiment_program_path(ja-jp,VS.85).png

PIX はこの情報を使用して、ユーザーが実験を開始するとプログラムを自動的に起動します。ターゲット プログラムとして実行ファイルを指定すると、実行ファイルが再生されます。

情報収集オプション

以下のオプションのいずれかを選択して、異なる種類のデータを収集するように構成できます。

  • [Statistics for each frame; using counterset]
    選択されたカウンターセットの定義に従って、Direct3D および D3DX API の呼び出し回数をカウントします。カウンターは、調査中のアプリケーションが終了するまでデータを蓄積します。

    デフォルトで提供されているカウンターセットの詳細については、「PIX のカウンター」の「カウンター セット」セクションを参照してください。

  • HUD
    [HUD] チェック ボックスは、PIX ヘッドアップ ディスプレイを有効化/無効化します。ヘッドアップ ディスプレイは実験の実行中にアプリケーション ウィンドウに重ねて表示され、PIX が収集したカウンター データを提示します。

    ヘッドアップ ディスプレイの詳細については、「ヘッドアップ ディスプレイ (HUD)」を参照してください。

  • [A single-frame capture of Direct3D whenever F12 is pressed]
    1 つのフレーム内の API 呼び出し、関連するパイプライン ステート、およびオブジェクト参照をキャプチャーします。シングル フレーム キャプチャーは、実行ファイルに保存して再生することができます。

  • [Enable draw timing]
    [Enable draw timing] チェック ボックスは、PIX 実験の中で実行されるプログラムの DirectX 描画操作のタイミングを有効または無効にします。

    有効にした場合、これらのデータはイベント ビューの [Measured Est. Draw Duration] 列でレポートされます。

  • [A log of all Direct3D/D3DX calls made in frame number]
    1 つのフレームで実行されたすべての Direct3D および D3DX API 呼び出しが一覧表示されます。

  • [A replayable Direct3D call stream; saved to file]
    フルストリーム データ キャプチャーを、すべてのイベントおよびパイプラインのステートと共に収集します。このオプションは実行ファイルに保存し、再生できます。これは、すべてのフレームに対してシングルフレーム キャプチャーを行うのと同等です。完全な分析を行う上で最適なオプションです。

    キャプチャーされた呼び出しストリームは、調査中のアプリケーションが終了するまで継続します。

Windows XP と Windows Vista の相違:

GPU タイミング データを収集するには、Windows Vista を実行している必要があります。この機能は、Windows XP を実行している場合は使用できません。

[Statistics for each frame] が選択されている場合、デフォルトで GPU タイミング データの収集が有効になります。これを無効にするには、詳細ビューでアクションを削除します。その他のデータ収集モードの場合は、詳細ビューで GPU タイミング データの収集を明示的に指定する必要があります。

[More Options]

このボタンは、基本ビューから詳細ビューへの切り替えに使用します。

Bb173092.dxsdk_pix_basic_experiment_options(ja-jp,VS.85).png

収集したデータをカスタマイズしたい場合は、このオプションを使用します。

[Start Experiment]

[Start Experiment] ボタンは、プログラムを起動し、データ収集を開始するのに使用します。

Bb173092.dxsdk_pix_basic_experiment_start(ja-jp,VS.85).png

関連項目

実験ファイル