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DXUTCreateDevice

Direct3D 9 または Direct3D 10 デバイスを作成します。

HRESULT 
DXUTCreateDevice(
  bool bWindowed,
  INT nSuggestedWidth,
  INT nSuggestedHeight
);

パラメータ

  • bWindowed
    TRUE の場合はアプリケーションがウィンドウ モードで起動し、FALSE の場合はアプリケーションが全画面モードで起動します。既定値は TRUE です。
  • nSuggestedWidth
    アプリケーションのバック バッファーの初期幅の要求値です。実際の幅は、デバイスやオペレーティング システムの制約に合わせて調整できます。既定値は 0 です。
  • nSuggestedHeight
    アプリケーションのバック バッファーの初期の高さの要求値です。実際の高さは、デバイスの制約とオペレーティング システムの制約に合わせて調整できます。既定値は 0 です。nSuggestedWidth と nSuggestedHeight の両方が 0 の場合は、ウィンドウのクライアント領域の寸法が使用されます。

戻り値

成功すると、S_OK を返します。失敗した場合は、DXUTERR のエラー コードのいずれかを返します。

解説 

この関数は、アプリケーションに新しい Direct3D 9 または Direct3D 10 デバイスを作成します。DXUT は、システムで利用できるデバイス、およびアプリケーションがサポートする Direct3D API バージョンに応じて、アプリケーションに最適なデバイスを選択します。アプリケーションがサポートする API バージョンは、設定されているデバイスのコールバックによって決まります。このロジックは、DXUTSetD3DVersionSupport を呼び出すことによってオーバーライドできます。システムで Direct3D 9 と Direct3D 10 の両方が使用でき、アプリケーションが両方をサポートしている場合、DXUT では Direct3D 10 が優先されます。

また、アプリケーションで、DXUTCreateDeviceFromSettings を使用したり、デバイス作成を処理して DXUTSetD3D9Device 関数または DXUTSetD3D10Device 関数で目的のデバイスを DXUT に渡したりすることもできます。DXUTMainLoop を呼び出す前に、DXUTCreateDeviceDXUTCreateDeviceFromSettingsDXUTSetD3D9Device、または DXUTSetD3D10Device のいずれも呼び出されていない場合は、DXUT が既定のパラメーター値を使って DXUTCreateDevice を自動的に呼び出します。

アプリケーションは、デバイス作成後にこのメソッドを呼び出して、現在のデバイスを変更することができます。

デバイスが見つかると、LPDXUTCALLBACKMODIFYDEVICESETTINGS コールバックを呼び出すことで、デバイス作成前にアプリケーションでデバイス設定の調査や変更を実行できるようになります。これによりアプリケーションは、デバイス作成設定を適当な値に変更できるようになります。

要件

ヘッダー: DXUT.h 宣言

関連項目

DXUTCreateDeviceFromSettings, DXUTSetD3D10Device, DXUTSetD3D9Device