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X3DAUDIO_LISTENER

3D オーディオの受信位置を定義します。

typedef struct X3DAUDIO_LISTENER {
    X3DAUDIO_VECTOR OrientFront;
    X3DAUDIO_VECTOR OrientTop;
    X3DAUDIO_VECTOR Position;
    X3DAUDIO_VECTOR Velocity;
    X3DAUDIO_CONE *pCone;
} X3DAUDIO_LISTENER, *LPX3DAUDIO_LISTENER;

メンバ

  • OrientFront
    前方向の向きです。pCone が NULL の場合、OrientFront は行列と遅延の計算のみに使用されます。pCone が NULL ではない場合、OrientFront は行列、LPF (ダイレクト パスおよびリバーブ パスの両方)、およびリバーブの計算に使用されます。この値は OrientTop と正規直交でなければなりません。
  • OrientTop
    上方向の向きです。行列と遅延の計算にのみ使用されます。この値は OrientFront と正規直交でなければなりません。
  • Position
    ユーザー定義のワールド単位の位置です。この値は Velocity には影響しません。
  • Velocity
    ユーザー定義のワールド単位/秒のベロシティ ベクトルです。ドップラー効果の計算にのみ使用されます。この値は Position には影響しません。
  • pCone
    このリスナーの X3DAUDIO_CONE 構造体へのポインターです。リスナー コーンを指定すると、個々の音源のボリュームおよびフィルター DSP パラメーターを決定する際に追加の計算が行われます。pCone の NULL 値は、全方向性サウンドを指定し、コーン処理は適用されません。pCone は行列、LPF (ダイレクト パスおよびリバーブ パスの両方)、およびリバーブの計算にのみ使用されます。

解説 

パラメーター型 X3DAUDIO_VECTOR は D3DVECTOR に型変換され、浮動小数点値 x、y、z を提供します。

リスナーの前方ベクトルと上方ベクトルは、正規直交でなければなりません。正規直交と見なされるには、ベクトルのペアの大きさを 1 +- 1x10-5、内積を 0 +- 1x10-5 にする必要があります。

要件

ヘッダー: X3daudio.h 宣言

関連項目

X3DAudio の構造体