IDirectInput8 インターフェイス

アプリケーションは、Microsoft DirectInput デバイスの列挙、作成、状態の取得、DirectInput オブジェクトの初期化、および Microsoft Windows コントロール パネルのインスタンスの起動を行うために、IDirectInput8 インターフェイスのメソッドを使用します。

IDirectInput8 のメンバー

メソッド	説明
IDirectInput8::ConfigureDevices	接続された入力デバイスのプロパティ ページを表示し、アクションをデバイス コントロールにマップするために使用します。
IDirectInput8::CreateDevice	特定のグローバル一意識別子 (GUID) に基づいてデバイスのインスタンスを作成し、初期化します。IDirectInputDevice8 インターフェイスを取得します。
IDirectInput8::EnumDevices	使用可能なデバイスを列挙します。
IDirectInput8::EnumDevicesBySemantics	アプリケーション指定のアクション マップと最もよく一致するデバイスを列挙します。
IDirectInput8::FindDevice	システムに新しく接続されたデバイスのインスタンス グローバル一意識別子 (GUID) を取得します。Microsoft Win32 デバイス管理通知に応答して呼び出されます。
IDirectInput8::GetDeviceStatus	指定されたデバイスの状態を取得します。
IDirectInput8::Initialize	DirectInput オブジェクトを初期化します。アプリケーションは通常、このメソッドを呼び出す必要はありません。DirectInput8Create 関数が DirectInput オブジェクトを作成後に自動的に初期化します。
IDirectInput8::RunControlPanel	コントロール パネルを実行して、ユーザーが新しい入力デバイスをインストールしたり、構成を変更したりできるようにします。

解説　

IDirectInput8 は、Microsoft DirectX の旧バージョンで使用されていた IDirectInput、IDirectInput2、および IDirectInput7 の各インターフェイスを置き換えます。

IDirectInput8 は、クラス識別子 CLSID_DirectInput8 によって表される新しいオブジェクト クラスのインターフェイスなので、クラス CLSID_DirectInput のオブジェクトのインターフェイスに対して QueryInterface を呼び出して IDirectInput8 を取得することはできません。代わりに、DirectInput8Create 関数を使用して IDirectInput8 インターフェイスを取得します。

LPDIRECTINPUT8 型は、IDirectInput8 インターフェイスへのポインターとして次のように定義されています。

typedef struct IDirectInput8    *LPDIRECTINPUT8;