November 2007 DirectX SDK の新しい機能

このバージョンの DirectX SDK には、次の新しい機能、ツール、およびドキュメントが含まれています。

  • Visual Studio サポートの変更
    March 2008 DirectX SDK では、Visual Studio 2008 がサポートされる予定です。それと同時に、Visual Studio 2003 のサポートは終了します。ただし、Visual Studio 2005 のサポートは継続します。

  • XAudio2 Beta の向上点
    このリリースには、いくつかの新機能が追加されています。

    • XAPO は、新しい DSP プラグイン モデルです。XAPO を使用すると、開発者は XAudio2 アプリケーションで独自の DSP エフェクトを作成し、使用することができます。
    • XAudio2 は、Windows 上で ADPCM をサポートしています。また、ADPCM エンコーダー ツールである adpcmencode.exe によって、ADPCM コンテンツを作成できます。
    • XAudio2 のソース ボイスを、ソース データなしで実行できるようになりました。これは、オシレーター モデリングやその他の生成オーディオ エフェクトに対して便利なことです。
    • 開発者は、IXAudio2::RegisterForCallbacksIXAudio2::UnregisterForCallbacks を使用することで、XAudio2 でのコールバックを登録する際の柔軟性が向上し、それらのコールバックを迅速に登録または登録解除できるようになります。
    • 開発者は、IXAudio2Voice::GetVoiceDetails を使用して、音声の作成フラグ、入力チャネル、およびサンプリング レートを取得できます。
    • 開発者は、IXAudio2SourceVoice::Discontinuity を使用することで、最後の 1 つが現在キューにあるため、音声がこれ以上バッファーを必要としないことを示すことができるようになります。

    今後 XAudio への変更が加えられることはないため、2008 年のホリデー シーズンにタイトルを XAudio 2 に切り替えることが検討される可能性があります。

  • 新しいサンプルと更新されたサンプル
    このリリースには新しいサンプルがいくつか含まれています。

    • AdvancedParticles サンプルには、環境と連携するパーティクル システムが示されています。システムは、GPU によって完全に管理されています。
    • GPUBoids サンプルには、GPU によって完全に管理された群れアルゴリズムが示されています。
    • NBodyGravity サンプルには、GPU によって完全に管理された n 個の粒子のパーティクル システムが示されています。
    • XAudio2BasicSound サンプルには、XAudio2 ライブラリを初期化し、さまざまなサウンド ファイルを再生する方法が示されています。
    • XAudio2Sound3D サンプルには、空間オーディオ向けに X3DAudio ライブラリと共に XAudio2 を使用する方法が示されています。

以前のリリース

以前のリリースに追加されている機能の詳細については、「以前のリリースに追加されている機能」を参照してください。