DirectPlay アドレス オブジェクト

DirectPlay アドレス オブジェクト

Microsoft® DirectPlay® では、URL 文字列を直接処理しない。代わりに、文字列を DirectPlay アドレス オブジェクト (CLSID_DirectPlay8Address) 内にカプセル化する必要がある。このオブジェクトは、IDirectPlay8Address インターフェイスを公開する。 このインターフェイスを使うと、アドレス オブジェクトに URL 情報を挿入したり、逆にアドレス オブジェクトから URL 情報を抽出したりできる。

DirectPlay アドレスを作成するには、CoCreateInstance を呼び出して DirectPlay アドレス オブジェクトを作成する必要がある。この結果、以下の 2 つの方法のどちらかでアドレスを定義できるようになる。

• URL 文字列を直接作成する。次に、作成した文字列を IDirectPlay8Address::BuildFromURLA または IDirectPlay8Address::BuildFromURLW を使って挿入する。

• IDirectPlay8Address メソッドを使って、文字列を構成するさまざまなデータをオブジェクトに直接挿入する。詳細については、次のトピックを参照すること。

• • TCP/IP アドレス オブジェクトの作成
  • モデム アドレス オブジェクトの作成
  • IPX アドレス オブジェクトの作成
  • シリアル アドレス オブジェクトの作成

アドレス オブジェクトを受け取るときにも、同様の 2 つの選択肢がある。

• IDirectPlay8Address::GetURLA または IDirectPlay8Address::GetURLW を使って、URL 文字列の全体を抽出する。次に、その文字列を解析して必要な情報を抽出する。
• 他の IDirectPlay8Address メソッドを使って、必要なデータをアドレス オブジェクトから抽出する。