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DICONFIGUREDEVICESPARAMS 構造体

DICONFIGUREDEVICESPARAMS 構造体

デバイス構成プロパティ シートに関する情報を格納する。IDirectInput8::ConfigureDevices メソッドで使う。

構文

typedef struct _DICONFIGUREDEVICESPARAMS {
    DWORD dwSize;
    DWORD dwcUsers;
    LPTSTR lptszUserNames;
    DWORD dwcFormats;
    LPDIACTIONFORMAT lprgFormats;
    HWND hwnd;
    DICOLORSET dics;
    IUnknown *lpUnkDDSTarget;
} DICONFIGUREDEVICESPARAMS, *LPDICONFIGUREDEVICESPARAMS;

メンバ

  • dwSize
    この構造体のサイズ (バイト単位)。

  • dwcUsers
    lptszUserNames が指すバッファに含まれるユーザー名の数。lptszUserNames が NULL の場合 (デフォルト ユーザー名が使われることを示す)、このメンバの値は無視される。dwcUsers の値が、実際にバッファ内にあるエントリの数より大きい場合、メソッドは失敗し、DIERR_INVALIDPARAM を返す。

  • lptszUserNames
    一連の NULL 終端名前文字列を格納するバッファへのポインタ。二重 NULL ターミネータによって指定される最後の要素である。lptszUserNames パラメータを NULL に設定し、デフォルト名の使用を指定することができる。アプリケーションが指定数以上の名前を渡す場合、指定数内の名前だけが使われる。アプリケーションが現在デバイスに割り当てられた名前とは異なる名前を指定する場合、すべてのデバイスで所有権が取り消され、一致しない名前用にデフォルト名が作成され、すべてのデバイスでインターフェイスに (No User) が表示される。

  • dwcFormats
    lprgFormats が指す配列内の構造体の数。

  • lprgFormats
    ゲームで使われる各ジャンルのアクション マップ情報を格納する DIACTIONFORMAT 構造体の配列へのポインタ。入力時に、この配列にはアクションとコントロールのマッピング、および各マッピングのコールアウトとして表示する文字列が格納される。構成インターフェイスでは、ドロップダウン リストに配列内と同じ順序でジャンルが表示される。

  • hwnd
    呼び出し元アプリケーションの最上位ウィンドウへのハンドル。このメンバが必要なのは、アプリケーションがウィンドウ表示モードで実行している場合のみであり、それ以外は無視される。

  • dics
    構成ユーザー インターフェイスに適用する配色を表す DICOLORSET 構造体。ゼロで初期化された DICOLORSET 構造体を渡すと、デフォルトの配色が使われる。

  • lpUnkDDSTarget
    構成ユーザー インターフェイスのイメージが格納される Microsoft® DirectDraw® または Microsoft Direct3D® ターゲット サーフェイス オブジェクトの IUnknown インターフェイスへのポインタ。このイメージは、DIEnumDevicesBySemanticsCallback 関数が呼び出された時点におけるユーザー インターフェイスの現在の状態を表す。ターゲット サーフェイスは、前の DICOLORSET 構造体の一部として渡されたアルファ情報と、ハードウェア メーカーによってデバイス イメージにエンコードされたアルファ情報を保持する。IUnknown インターフェイスが参照するターゲット サーフェイス オブジェクトは、IDirect3DSurface8IDirectDrawSurface7、または IDirectDrawSurface4 をサポートする必要がある。IDirect3DSurface9 インターフェイスはサポートされない。詳細については、「IDirectInput8::ConfigureDevices」を参照すること。DirectDraw を使うフルスクリーン アプリケーションは、DDSCAPS_SYSTEMEMORY フラグを使って作成されたターゲット サーフェイスを持つ必要がある。

    DirectDraw を使わないアプリケーションと、DirectDraw を使うが、全画面を使うのではなくウィンドウ化して実行されるアプリケーションは、このパラメータに NULL を渡すことができる。その場合、Microsoft DirectInput® は Microsoft Windows® の Windows Graphics Device Interface (GDI) 関数を使って構成ユーザー インターフェイス イメージを描画する。IDirect3DSurface9 サーフェイスが失敗すると、NULL を渡す。詳細については、「IDirectInput8::ConfigureDevices」を参照すること。

構造体の情報

ヘッダー dinput.h
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