CMediaControl クラス
CMediaControl クラスは、デュアル インターフェイス IMediaControl の IDispatch メソッドの基底クラスの処理を提供する。このクラスは、IMediaControl インターフェイスのプロパティおよびメソッドを純粋仮想のままにしておく。
通常、IMediaControl インターフェイスを実装するオブジェクトはフィルタ グラフ マネージャだけである。フィルタは、IBaseFilter から継承した IMediaFilter インターフェイスを実装して、フィルタ グラフ マネージャからの制御コマンドを受け取る。したがって、このクラス ライブラリを使うのはフィルタ開発者に限定される。
CMediaControl::GetIDsOfNames、CMediaControl::GetTypeInfo、CMediaControl::GetTypeInfoCount、CMediaControl::Invoke メンバ関数は、IDispatch メソッドの標準的な実装で、CBaseDispatch クラス (およびタイプ ライブラリ) を使ってコマンドを解析し、IMediaControl インターフェイスの純粋仮想メソッドに渡す。
control.odl で定義される IMediaControl は、純粋仮想のままである。
メンバ関数
CMediaControl | CMediaControl オブジェクトを作成する。 |
実装される IDispatch メソッド
GetIDsOfNames | 単一のメンバおよびオプションの一連のパラメータを、対応する整数のディスパッチ識別子 (DISPID) にマップする。この識別子は、以降の CMediaControl::Invoke メソッドの呼び出しで使える。 |
GetTypeInfo | 型情報オブジェクトを取得する。インターフェイスの型情報を取得できる。 |
GetTypeInfoCount | オブジェクトによって提供される型情報インターフェイスの数を取得する。 |
Invoke | オブジェクトによって公開されるプロパティおよびメソッドへのアクセスを提供する。 |