DS3DBUFFER
DS3DBUFFER 構造体は、3D サウンド バッファの位置、向き、動作を一意に記述するために必要なすべての情報を格納する。この構造体は、IDirectSound3DBuffer8::GetAllParameters メソッドおよび IDirectSound3DBuffer8::SetAllParameters メソッドと共に使う。
構文
typedef struct {
DWORD dwSize;
D3DVECTOR vPosition;
D3DVECTOR vVelocity;
DWORD dwInsideConeAngle;
DWORD dwOutsideConeAngle;
D3DVECTOR vConeOrientation;
LONG lConeOutsideVolume;
D3DVALUE flMinDistance;
D3DVALUE flMaxDistance;
DWORD dwMode;
} DS3DBUFFER, *LPDS3DBUFFER;
typedef const DS3DBUFFER *LPCDS3DBUFFER;
メンバ
dwSize
構造体のサイズ (バイト単位)。構造体を使う前に、このメンバを初期化しなければならない。
vPosition
3D サウンド バッファの現在の位置を記述する D3DVECTOR 構造体。
vVelocity
3D サウンド バッファの現在の速度を記述する D3DVECTOR 構造体。
dwInsideConeAngle
内側サウンド プロジェクション コーンの角度。
dwOutsideConeAngle
外側サウンド プロジェクション コーンの角度。
vConeOrientation
この 3D バッファのサウンド プロジェクション コーンの現在の向きを記述する D3DVECTOR 構造体。
lConeOutsideVolume
コーンの外部ボリューム。
flMinDistance
最小距離。
flMaxDistance
最大距離。
dwMode
設定する 3D サウンド処理モード。次の表の値のいずれかを指定しなければならない。
値 | 説明 |
DS3DMODE_DISABLE | 3D サウンド処理は無効である。サウンドはリスナーの頭の中心で発生しているように聞こえる。 |
DS3DMODE_HEADRELATIVE | サウンド パラメータ (位置、速度、向き) は、リスナーのパラメータに対して相対的なものである。このモードでは、リスナーのパラメータが変化するとサウンドの絶対パラメータは自動的に更新されるので、相対パラメータは一定に保たれる。 |
DS3DMODE_NORMAL | デフォルト。標準の処理。 |
要件
ヘッダー:Dsound.h で宣言。
参照