DVD_MUA_Coeff 構造体
DVD_MUA_Coeff 構造体は、マルチチャンネルのオーディオ ストリームに含まれる 1 つのチャンネルのミキシング係数を定義する。DVD_MultichannelAudioAttributes 構造体には、ストリームの各チャンネルにそれぞれ対応する 8 つの DVD_MUA_Coeff 構造体から成る配列を格納する。
構文
typedef struct tagDVD_MUA_Coeff {
double log2_alpha;
double log2_beta;
} DVD_MUA_Coeff;
メンバ
log2_alpha
このチャンネルのチャンネル 0 に対するミキシング係数を示す double 型の変数。
log2_beta
このチャンネルのチャンネル 1 に対するミキシング係数を示す double 型の変数。
注意
この構造体に格納される情報には、デジタル ビデオ ディスク (DVD) に明記されたミキシング係数が反映される。オーディオのデコードもアプリケーション側で行う場合を除き、この係数をアプリケーションから変更したり、逆に使ったりできない。一般的な DVD フィルタ グラフでは、DVD ナビゲータ フィルタからデコーダにこの情報を送ることはない。
alpha 係数はオーディオ チャンネル 0 へのミキシングに使われ、beta 係数はオーディオ チャンネル 1 へのミキシングに使う。通常、ミキシング係数は次の式で計算される。
Audio channel 0 = coeff[0].alpha * value[0] + coeff[1].alpha * value[1] + ...
Audio channel 1 = coeff[0].beta * value[0] + coeff[1].beta * value[1] + ...
参照