IAMTimelineObj::SetStartStop
SetStartStop メソッドは、オブジェクトの親を基準として、オブジェクトの開始タイムと終了タイムを設定する。
構文
HRESULT SetStartStop(
REFERENCE_TIME Start,
REFERENCE_TIME Stop
);
パラメータ
Start
新しい開始タイム (100 ナノ秒単位)。既存の開始タイムを保持する場合は -1。
Stop
新しい終了タイム (100 ナノ秒単位)。既存の終了タイムを保持する場合は -1。
戻り値
次のいずれかの HRESULT 値を返す。
戻りコード | 説明 |
S_OK | 成功。 |
E_INVALIDARG | 無効な引数。 |
E_NOTIMPL | 実装されていない。 |
注意
トラック、コンポジション、グループは、このメソッドを実装しない。これらのオブジェクトでは、開始タイムは常にゼロであり、終了タイムはそのオブジェクトが持ちえる最大の終了タイムである。
同じトラック内のソース オブジェクトでオーバーラップする時間を設定してはならない。そのような設定を行うと、未定義の動作が発生する場合がある。
ソース オブジェクトの場合、開始タイムと終了タイムは、メディア開始タイムおよびメディア終了タイムから独立している。これらの一方を変更しても、もう一方に影響はない。メディア開始タイムとメディア終了タイムを設定するには、IAMTimelineSrc::SetMediaTimes メソッドを呼び出す。詳細については、「DirectShow 編集サービスにおける時間」を参照すること。
要件
ヘッダー : Qedit.h をインクルードする。このヘッダー ファイルは、バージョン 7 以降の Microsoft® Direct3D® のヘッダーとは互換性がない。
ライブラリ : strmiids.lib を使用。
参照