IDDrawExclModeVideoCallback インターフェイス

IDDrawExclModeVideoCallback インターフェイスを利用すると、アプリケーションは、オーバーレイの位置、サイズ、表示/非表示などに関する同期通知を取得して、アプリケーションのビデオの表示/非表示、サイズ、位置を調整できる。これにより、再生の開始時、終了時、または途中でカラー キーのちらつきが発生しなくなる。アプリケーションは、このインターフェイスをサポートする COM オブジェクトを実装する必要がある。

IDDrawExclModeVideo インターフェイスを使っており、コールバック情報が必要な場合は、このインターフェイスを実装すること。どのメソッドもビデオ処理をブロックしたり、処理速度を低下させたりしないことが重要である。なぜなら、そのようなメソッドがあると再生で問題が発生するからである。DDrawXCL サンプルは、このインターフェイスの実装方法を示したものである。

IDDrawExclModeVideo をサポートするフィルタ、またはアプリケーションが適切なタイミングでカラー キーを描画できるようにコールバックを生成する必要があるフィルタを作成している場合は、このインターフェイスを使う。

IDDrawExclModeVideoCallback インターフェイスは、IUnknown から継承するメソッド以外に以下のメソッドも公開する。

メソッド	説明
OnUpdateColorKey	カラー キーが変わり、アプリケーションが新しいカラー キーを使ってビデオにグラフィックスをオーバーレイできるようになったことをアプリケーションに通知する。
OnUpdateOverlay	ビデオのオーバーレイ サーフェイスが変わる直前にアプリケーションに通知する。
OnUpdateSize	ビデオ矩形のサイズが変わる直前にアプリケーションに通知する。