IDDrawExclModeVideo インターフェイス
IDDrawExclModeVideo インターフェイスはオーバーレイ ミキサ フィルタによって実装される。このインターフェイスを利用すると、Microsoft® DirectDraw® 排他フルスクリーン モードになっている間でもビデオを再生できる。ゲーム アプリケーションは、DirectDraw を排他フルスクリーン モードで使いながらビデオ再生を継続できる。たとえば、バックグラウンドでビデオを再生しながら、その上にグラフィックをのせることができる。アプリケーションは、DirectDraw オブジェクトとプライマリ サーフェイスを渡し、それらがフィルタ グラフのオーバーレイ ミキサ フィルタに渡される。
DVD グラフ ビルダ オブジェクトは、DirectDraw 排他フルスクリーン モードになっている間、IDDrawExclModeVideo を使って DVD コンテンツを再生する。このインターフェイスを単独で使って、ゲーム内で MPEG-1 ビデオや AVI ビデオの再生もできる。
IDDrawExclModeVideo インターフェイスは、IUnknown から継承するメソッド以外に以下のメソッドも公開する。
メソッド | 説明 |
GetDDrawObject | オーバーレイ ミキサが使っている DirectDraw オブジェクトを取得する。 |
GetDDrawSurface | オーバーレイ ミキサが使っている DirectDraw サーフェイスを取得する。 |
GetNativeVideoProps | オーバーレイ ミキサのプライマリ ストリームの幅、高さ、アスペクト比を取得する。 |
SetCallbackInterface | オーバーレイ ミキサへのコールバック インターフェイスを指定し、呼び出し側アプリケーションがビデオの再生中に表示の調整に関する通知を受け取れるようにする。 |
SetDDrawObject | これ以降の描画に使われる DirectDraw オブジェクトを設定する。 |
SetDDrawSurface | これ以降の描画に使われる DirectDraw サーフェイスを設定する。 |
SetDrawParameters | 元のビデオのどの部分を画面のどこに表示するかを指定する。 |