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ITuneRequestInfo インターフェイス

ITuneRequestInfo インターフェイスは BDA MPEG2 トランスポート情報フィルタ (TIF) 上で実装され、ネットワーク プロバイダが使用する。ネットワーク プロバイダがチューニング要求を受け取った場合、チューニング要求に関連付けられたロケータ オブジェクトに、必要なすべてのロケータ情報が存在することは保証されない。情報が不足している場合、ネットワーク プロバイダはこのインターフェイスを使って、ロケータ データを設定するように TIF に指示する。同様に、チューニング要求に、特定の時間にサービスで利用できるすべてのコンポーネント (サブストリーム) の完全なリストが含まれていない場合がある。ネットワーク プロバイダはサービスにチューニングした後、チューニング要求に関連付けられたコンポーネント情報を設定するように TIF に指示できる。アプリケーションは、チューニング要求を送信した後でチューニング要求を再調査し、デフォルトの優先コンポーネント タイプのリストと比較することによって、特定のオーディオ ストリームにチューニングするか、EPG データに記述されていなかったサブストリームをユーザーに通知することができる。詳細については、「ITuningSpace::get_DefaultPreferredComponentTypes」を参照すること。

TIF がトランスポート ストリームのロケータ データを提供できない場合は、チューニング要求に関連付けられたチューニング空間のデフォルトのロケータを提供する必要がある。

IUnknown から継承したメソッドに加えて、ITuneRequestInfo インターフェイスは次のメソッドを公開する。

メソッド 説明
CreateComponentList チューニング要求の新しい Components コレクションを作成し、レシーバがサービスにチューニングした後、すべてのネットワーク固有のデータを設定する。
GetComponentData 指定したチューニング要求について、既存の Components コレクションのすべてのネットワーク固有のコンポーネント データを設定する。
GetLocatorData 指定したチューニング要求について、チャンネル/プログラム ロケータ情報を提供する。
GetNextLocator ネットワーク上の次のトランスポート ストリームのロケータ情報を使って、新しいチューニング要求を作成する。
GetNextProgram 現在のトランスポート ストリーム上の次のサービスのチャンネル/プログラム ロケータ情報を使って、新しいチューニング要求を作成する。
GetPreviousLocator ネットワーク上の前のトランスポート ストリームのロケータ情報を使って、新しいチューニング要求を作成する。
GetPreviousProgram 現在のトランスポート ストリーム上の前のサービスのロケータ情報を使って、新しいチューニング要求を作成する。

要件

Bdatif.h をインクルードすること。