次の方法で共有


オーディオパスの使い方

DirectMusic パフォーマンスには通常、1 つあるいは複数のオーディオパスが含まれる。オーディオパスは、さまざまなオブジェクトを通してサウンド データの流れを管理する。オーディオパスには、パフォーマンス自体、セグメント、ツールグラフ、シンセサイザ、DirectSound バッファ、エフェクト DMO、最終的なミキシングが行われるプライマリ DirectSound バッファが含まれる場合がある。

アプリケーションで 2D サウンド エフェクトや MIDI ファイルの再生以上の複雑な処理を行わない場合は、デフォルトの標準オーディオパスを設定し、そこですべての再生を行う。一方、DirectMusic のすべての能力を利用する場合は、複数のオーディオパスを使い、それをさらに高度に制御することが必要になる。

オーディオパスは、Microsoft ソフトウェア シンセサイザのみを使う。別のポートを使う場合は、IDirectMusicPerformance8::Init を使ってパフォーマンスを初期化する必要がある。詳細については、「DirectMusic ポートの使い方」を参照のこと。

ここでは、オーディオパスの作成、オーディオパスでのセグメントの演奏、オーディオパス内のオブジェクトへのアクセスについて説明する。説明するトピックは、次のとおりである。