DirectShow 基底クラスの使い方
Microsoft® DirectShow® の基底クラスを使うには、以下のディレクトリにある基底クラス ライブラリをビルドし、リンクしなければならない。
(SDK ルート)\Samples\C++\DirectShow\BaseClasses
基底クラスのプロジェクト ワークスペースには BaseClasses.dsw という名前が付けられている。このプロジェクトは 2 つのバージョンのライブラリをビルドする、リテール バージョンの Strmbase.lib と デバッグ バージョンの Strmbasd.lib である。各自のプロジェクトで、ヘッダー ファイル Streams.h をインクルードすること。リテール ビルドかデバッグ ビルドかによって、プロジェクトを Strmbase.lib または Strmbsd.lib とリンクすること。
次の表は必要なファイルをまとめたものである。
ワークスペース | BaseClasses.dsw |
リテール ライブラリ | Strmbase.lib |
デバッグ ライブラリ | Strmbasd.lib |
ヘッダー ファイル | Streams.h |
ビルド環境のセットアップの詳細については、「ビルド環境の設定」を参照すること。
プリプロセッサ シンボル
ヘッダー ファイル Streams.h をインクルードするとき、次のプリプロセッサ シンボルが特殊な意味を持つ。
- PERF: 予約済み。このプリプロセッサ シンボルを使ってはならない。
- VFWROBUST: リテール バージョンでは、ポインタの有効性を可能にする。詳細については、「ポインタ有効マクロ」を参照すること。デバッグ ビルドでは、VFWROBUST を定義する必要はない。