VMRALPHABITMAP 構造体
このトピックは Windows XP にのみ適用。
VMRALPHABITMAP 構造体は、アプリケーションが合成ビデオ フレームに表示される静的アルファ ブレンド ビットマップを提供する場合に、VMR-7 フィルタの IVMRMixerBitmap メソッドで使われる。
構文
typedef struct _VMRALPHABITMAP {
DWORD dwFlags;
HDC hdc;
LPDIRECTDRAWSURFACE7 pDDS;
RECT rSrc;
NORMALIZEDRECT rDest;
FLOAT fAlpha;
COLORREF clrSrcKey;
} VMRALPHABITMAP;
typedef struct _VMRALPHABITMAP *PVMRALPHABITMAP;
メンバ
dwFlags
ミキサーにビットマップを検索する場所を指示するフラグ。以下のフラグが定義されている。
値 | 説明 |
VMRBITMAP_DISABLE (0x00000001) | 一時的にビットマップを無効にする。 |
VMRBITMAP_HDC (0x00000002) | HDC からビットマップを取得する。 |
VMRBITMAP_ENTIREDDS (0x00000004) | DirectDraw サーフェイス全体を受け取る。このフラグを指定すると、rSrc は無視される。 |
VMRBITMAP_SRCCOLORKEY (0x00000008) | clrSrcKey 値は有効で、ブレンディング時に使う必要がある。 |
VMRBITMAP_SRCRECT (0x00000010) | rSrc 矩形が有効であることを示し、ブレンドされる元のアプリケーション イメージのサブ矩形を指定する。この引数を使うことで、"イメージ ストライプ" が有効になる。このフラグは UpdateAlphaBitmapParameters でのみ有効である。VMRALPHABITMAP 構造体を SetAlphaBitmap で指定した場合、rSrc はビットマップ全体を参照しなければならない。 |
hdc
ビットマップのデバイス コンテキストのハンドルを指定する。そのビットマップが DirectDraw サーフェイスにある場合は、NULL を指定する。
pDDS
ビットマップが格納された、DirectDraw サーフェイスへのポインタ。ビットマップを GDI デバイス コンテキストから取得する場合は、NULL を指定すること。
rSrc
GDI デバイス コンテキストまたは DirectDraw サーフェイスの転送元矩形を指定する。
rDest
合成空間の転送先矩形を指定する。
fAlpha
アルファ ブレンディング値を指定する。0.0 ~ 1.0 (両端を含む) の値を指定すること。
clrSrcKey
転送元カラー キーを指定する。
要件
Microsoft Windows XP が必要である。
参照