ID3DXEffect::Begin メソッド
ID3DXEffect::Begin メソッド
テクニックの適用を開始する。
構文
HRESULT Begin(
UINT* pPasses,
DWORD Flags
);
パラメータ
- pPasses
[out] 現在のテクニックをレンダリングするために必要なパスの数を示す値へのポインタ。 - Flags
[in] エフェクトによって変更されたステートを保存して復元するかどうかを示す DWORD。デフォルト値の 0 は、エフェクト (ピクセル シェーダおよび頂点シェーダの定数を含む) によって変更されたステートすべてを ID3DXEffect::Begin および ID3DXEffect::End によって保存および復元することを指定する。このフラグ パラメータは、次のフラグのいずれかまたは両方に設定できる。- D3DXFX_DONOTSAVESTATE - デバイス ステートを保存および復元しない。
- D3DXFX_DONOTSAVESHADERSTATE - シェーダのデバイス ステートを保存および復元しない。
戻り値
成功した場合は、D3D_OK を返す。
失敗した場合は、次のいずれかの値を返す。
| D3DERR_INVALIDCALL | メソッドの呼び出しが無効である。たとえば、メソッドのパラメータに無効な値が設定されている場合などである。 |
| D3DXERR_INVALIDDATA | データが無効である。 |
注意
このメソッドは、テクニックのレンダリングに必要なパス数を返す。エフェクトを適用する必要のあるジオメトリを描画するため、アプリケーションはパスごとに値を増やして ID3DXEffect::Pass を呼び出さなければならない。すべてのパスのレンダリングが終了したら、ID3DXEffect::End を呼び出さなければならない。
参照