ID3DXBaseMesh::UpdateSemantics メソッド
ID3DXBaseMesh::UpdateSemantics メソッド
このメソッドを利用すると、ユーザーは頂点バッファのデータ レイアウトを変更せずに、メッシュの宣言を変更できる。古い宣言と新しい宣言のフォーマットが同じ頂点サイズである場合にのみ、呼び出しが有効となる。
構文
HRESULT UpdateSemantics(
D3DVERTEXELEMENT9 Declaration[MAX_FVF_DECL_SIZE]
);
パラメータ
- Declaration
[in, out] メッシュの頂点の頂点フォーマットを記述する D3DVERTEXELEMENT9 要素の配列。この宣言子配列の上限は MAX_FVF_DECL_SIZE である。
戻り値
成功した場合は、D3D_OK を返す。
失敗した場合は、D3DERR_INVALIDCALL を返す。
注意
頂点のデータ レイアウトを再フォーマットおよび変更するには、ID3DXBaseMesh::CloneMesh を使う。たとえば、これまで存在していなかった法線、テクスチャ座標、色、重みなどのためにスペースを追加する場合に使う。
ID3DXBaseMesh::UpdateSemantics は、頂点バッファのレイアウトを変更することなく、頂点宣言を異なったセマンティクス情報で更新するためのメソッドである。たとえば、3D テクスチャ座標のラベルを従法線や接線に変更する場合や、その逆に変更する場合に使う。
参照
ID3DXBaseMesh::CloneMeshFVF、ID3DXBaseMesh::CloneMesh、ID3DXBaseMesh::GetDeclaration、ID3DXMesh::GetDeclaration、ID3DXPMesh::GetDeclaration、D3DXDeclaratorFromFVF