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ID2D1RenderTarget::DrawLine メソッド

指定されたストローク スタイルを使用して、指定された点の間に線を描画します。

構文

virtual void DrawLine(
                  D2D1_POINT_2F point0,
                  D2D1_POINT_2F point1,
  [in]            ID2D1Brush *brush,
                  FLOAT strokeWidth = 1.0f,
  [in, optional]  ID2D1StrokeStyle *strokeStyle = NULL
) = 0;

パラメーター

  • point0
    D2D1_POINT_2F 線の始点 (デバイス非依存のピクセル単位)。
  • point1
    D2D1_POINT_2F 線の終点 (デバイス非依存のピクセル単位)。
  • brush [in]
    ID2D1Brush 線のストロークの描画に使用するブラシ。
  • strokeWidth
    FLOAT ストロークの幅を指定する 0.0f 以上の値。このパラメーターが指定されていない場合は、既定値の 1.0f が使用されます。ストロークは線の中心に配置されます。
  • strokeStyle [in, optional]
    ID2D1StrokeStyle 描画するストロークのスタイル。実線を描画する場合は NULL。

戻り値

This は値を返しません。

解説

このメソッドは失敗した場合でも、エラー コードが返されません。描画操作 (DrawLine など) が失敗したかどうかを判断するには、ID2D1RenderTarget::EndDraw メソッドまたは ID2D1RenderTarget::Flush メソッドによって返された結果を確認します。

次の例では、DrawLine メソッドを使用して、レンダー ターゲットの幅と高さに及ぶグリッドを作成します。幅と高さの情報は rtSize 変数によって指定されます。

          // Draw a grid background.
        int width = static_cast<int>(rtSize.width);
        int height = static_cast<int>(rtSize.height);

        for (int x = 0; x < width; x += 10)
        {
            m_pRenderTarget->DrawLine(
                D2D1::Point2F(static_cast<FLOAT>(x), 0.0f),
                D2D1::Point2F(static_cast<FLOAT>(x), rtSize.height),
                m_pLightSlateGrayBrush,
                0.5f
                );
        }

        for (int y = 0; y < height; y += 10)
        {
            m_pRenderTarget->DrawLine(
                D2D1::Point2F(0.0f, static_cast<FLOAT>(y)),
                D2D1::Point2F(rtSize.width, static_cast<FLOAT>(y)),
                m_pLightSlateGrayBrush,
                0.5f
                );
        }

完全なコードについては、「四角形を描画する例」を参照してください。

要件

クライアントの最小要件

Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム

サーバーの最小要件

Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム

ヘッダー

D2d1.h

ライブラリ

D2d1.lib

DLL

D2d1.dll

参照

ID2D1RenderTarget