次の方法で共有


ID2D1RenderTarget インターフェイス

描画コマンドを受け取ることができるオブジェクトを表します。ID2D1RenderTarget から継承するインターフェイスは、受け取った描画コマンドをさまざまな方法でレンダリングします。

実装するタイミング

カスタム実装はサポートされません。

メンバー

ID2D1RenderTarget インターフェイス の継承元は次のとおりです: ID2D1Resource. ID2D1RenderTarget は次のメンバーも定義します:

  • メソッド

メソッド

ID2D1RenderTarget インターフェイス は次の項目を定義します: メソッド.

メソッド 説明
BeginDraw

このレンダー ターゲットで描画を開始します。

Clear

描画領域を指定された色にクリアします (オーバーロードは 2 つ)。

CreateBitmap

Direct2D ビットマップを作成します (オーバーロードは 3 つ)。

CreateBitmapBrush

指定されたビットマップから ID2D1BitmapBrush を作成します。(オーバーロードは 4 つ)。

CreateBitmapFromWicBitmap

指定された Microsoft Windows Imaging Component (WIC) ビットマップをコピーして、ID2D1Bitmap を作成します。(オーバーロードは 3 つ)。

CreateCompatibleRenderTarget

中間オフスクリーン描画中に使用する、現在のレンダー ターゲットと互換性のある新しいビットマップ レンダー ターゲットを作成します (オーバーロードは 6 つ)。

CreateGradientStopCollection

D2D1_GRADIENT_STOP 構造体の指定された配列から ID2D1GradientStopCollection を作成します。(オーバーロードは 2 つ)。

CreateLayer

このレンダー ターゲットおよびそれと互換性のあるレンダー ターゲットで使用できるレイヤー リソースを作成します (オーバーロードは 3 つ)。

CreateLinearGradientBrush

線状グラデーションを使用して領域を描画するために ID2D1LinearGradientBrush オブジェクトを作成します。(オーバーロードは 3 つ)。

CreateMesh

三角形を使用して図形を描画するメッシュを作成します。

CreateRadialGradientBrush

放射状グラデーションで領域を描画するために使用できる ID2D1RadialGradientBrush オブジェクトを作成します。(オーバーロードは 3 つ)。

CreateSharedBitmap

データが別のリソースと共有されている ID2D1Bitmap を作成します。

CreateSolidColorBrush

純色で領域を描画するために使用できる、新しい ID2D1SolidColorBrush を作成します。(オーバーロードは 3 つ)。

DrawBitmap

指定された ID2D1Bitmap を描画します。(オーバーロードは 3 つ)。

DrawEllipse

指定された寸法とストロークで楕円の輪郭を描画します (オーバーロードは 2 つ)。

DrawGeometry

指定されたストローク スタイルを使用して、指定されたジオメトリの輪郭を描画します。

DrawGlyphRun

指定されたグリフを描画します。

DrawLine

指定されたストローク スタイルを使用して、指定された点の間に線を描画します。

DrawRectangle

指定された寸法とストローク スタイルが設定された四角形の輪郭を描画します (オーバーロードは 2 つ)。

DrawRoundedRectangle

指定されたストローク スタイルを使用して、指定された角丸四角形の輪郭を描画します (オーバーロードは 2 つ)。

DrawText

IDWriteTextFormat オブジェクトによって提供される書式情報を使用して、指定されたテキストを描画します。(オーバーロードは 2 つ)。

DrawTextLayout

IDWriteTextLayout オブジェクトで示される書式付きテキストを描画します。

EndDraw

レンダー ターゲットでの描画操作を終了し、現在のエラー状態と関連付けられたタグを示します。

FillEllipse

指定された楕円の内部を描画します (オーバーロードは 2 つ)。

FillGeometry

指定されたジオメトリの内部を描画します。

FillMesh

指定されたメッシュの内部を描画します。

FillOpacityMask

指定されたビットマップで示される不透明度マスクをブラシに適用し、そのブラシを使用してレンダー ターゲットの領域を描画します (オーバーロードは 2 つ)。

FillRectangle

指定された四角形の内部を描画します (オーバーロードは 2 つ)。

FillRoundedRectangle

指定された角丸四角形の内部を描画します (オーバーロードは 2 つ)。

Flush

保留中の描画コマンドをすべて実行します。

GetAntialiasMode

テキスト以外の描画操作の現在のアンチエイリアシング モードを取得します。

GetDpi

レンダー ターゲットの DPI (1 インチあたりのドット数) を返します。

GetMaximumBitmapSize

レンダー ターゲットでサポートされている 1 つのビットマップの寸法の最大サイズを、デバイス依存のピクセル単位で取得します。

GetPixelFormat

レンダー ターゲットのピクセル形式とアルファ モードを取得します。

GetPixelSize

レンダー ターゲットのサイズをデバイスのピクセル単位で返します。

GetSize

レンダー ターゲットのサイズをデバイス非依存のピクセル単位で返します。

GetTags

後続の描画操作のラベルを取得します。

GetTextAntialiasMode

テキストおよびグリフの描画操作の現在のアンチエイリアシング モードを取得します。

GetTextRenderingParams

レンダー ターゲットの現在のテキスト レンダリング オプションを取得します。

GetTransform

レンダー ターゲットの現在の変換を取得します。

IsSupported

指定されたプロパティがレンダー ターゲットでサポートされるかどうかを示します。

PopAxisAlignedClip

レンダー ターゲットから軸に平行な最後のクリップを削除します。このメソッドが呼び出された後、後続の描画操作にはクリップが適用されなくなります。

PopLayer

PushLayer の最後の呼び出しで指定されたレイヤーに描画操作がリダイレクトされないようにします。

PushAxisAlignedClip

後続のすべての描画操作がクリップされる四角形を指定します (オーバーロードは 2 つ)。

PushLayer

PopLayer が呼び出されるまでレンダー ターゲットで後続の描画操作をすべて受け取ることができるように、指定されたレイヤーをそのレンダー ターゲットに追加します。(オーバーロードは 2 つ)。

RestoreDrawingState

レンダー ターゲットの描画状態を、指定された ID2D1DrawingStateBlock の描画状態に設定します。

SaveDrawingState

現在の描画状態を、指定された ID2D1DrawingStateBlock に保存します。

SetAntialiasMode

レンダー ターゲットのアンチエイリアシング モードを設定します。アンチエイリアシング モードは、後続のすべての描画操作に適用されます。ただし、テキストおよびグリフの描画操作は除きます。

SetDpi

レンダー ターゲットのDPI (1 インチあたりのドット数) を設定します。

SetTags

後続の描画操作のラベルを指定します。

SetTextAntialiasMode

後続のテキストおよびグリフの描画操作に使用するアンチエイリアシング モードを指定します。

SetTextRenderingParams

後続のテキストおよびグリフの描画操作すべてに適用されるテキスト レンダリング オプションを指定します。

SetTransform

指定された変換をレンダー ターゲットに適用し、既存の変換を置き換えます。後続の描画操作はすべて、変換された空間で行われます (オーバーロードは 2 つ)。

 

解説

アプリケーションでは、一度レンダー ターゲットを作成したら、アプリケーションが有効な間またはレンダー ターゲットの EndDraw メソッドから D2DERR_RECREATE_TARGET エラーが返されるまでは、そのターゲットを保持する必要があります。このエラーが発生すると、レンダー ターゲット (およびレンダー ターゲットによって作成されたすべてのリソース) を作成し直す必要があります。

要件

クライアントの最小要件

Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム

サーバーの最小要件

Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム

ヘッダー

D2d1.h

ライブラリ

D2d1.lib

DLL

D2d1.dll

参照

Direct2D - はじめに

Direct2D API の概要