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DXInstall サンプル

このサンプルでは、DirectSetup 機能を使用して、DirectX サブシステムをインストールします。コールバック関数を使用してメッセージを表示する方法、およびカスタム インターフェイス (モードレス ダイアログ ボックス) を使用してユーザー入力を取得する方法を示します。

Path

ソース : (SDK ルート)\Samples\C++\Misc\DXInstall

ユーザー ガイド

  1. DirectX SDK CD の \Redist フォルダーのコンテンツ全体を、DXInstall.exe と同じフォルダーにコピーします。

  2. また、開発環境内で、作業ディレクトリをこのフォルダーに設定します(Microsoft Visual C++ の場合、この設定は [プロジェクトの設定](Project Settings) ダイアログ ボックスの [デバッグ](Debug) ページで行います)。

  3. プログラムを起動し、[ファイル](File) メニューの [Start Install] をクリックします。DirectSetup により、DirectX の擬似インストール (後述の「プログラミング上の注意」を参照) が実行され、その進行状況がモードレス ダイアログ ボックスに表示されます。[オプション](Options) メニューを使用すると、表示されるメッセージのレベルを変更できます。ただし、擬似インストールを実行している場合、問題または更新に関するメッセージは表示されません。

  4. [ファイル](File) メニューの [バージョンを取得する](GET Version) をクリックします。システムに現在インストールされている DirectX のバージョンおよびリビジョン番号が表示されます。

プログラミング上の注意

このサンプルは 32 ビット バージョンで、64 ビットのバージョンがない (または不要な) DirectSetup API を使用します。既定では、DSETUP_TESTINSTALL が DirectXSetup 関数に渡されます。つまり、ファイルのコピーもレジストリの変更も実行されません。実際のインストールを実行するには、このフラグを呼び出しから削除します。

DXInstall.exe は、コールバック関数を使用してインストールの進行状況をモニターし、メッセージをインターセプトします。ユーザーの好みの警告レベル (g_fStatus に記録される) に応じて、メッセージは無視することも、モードレス ダイアログ ボックスでユーザーに表示することもできます。ユーザー入力が必要な場合は、適切なボタンが表示され、それらのいずれかのボタンが押されるまで、メッセージ キューがモニターされます。

DirectX のサンプルには Visual C++ プロジェクトのワークスペース ファイルが含まれていますが、それらのサンプルが正しくコンパイルされるように、開発環境内でその他の設定の確認が必要な場合もあります。

関連項目

DirectSetup での DirectX のインストール