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接続グループでオプション パッケージを使用する方法

適用対象: Application Virtualization 5.0 SP3

Microsoft Application Virtualization (App-V) 5.0 SP3 以降では、接続グループにオプション パッケージを追加して、接続グループの管理を単純化できます。次の表には、オプション パッケージを使用することでより簡単に完了できるタスクと、各タスクの手順へのリンクを示しています。

注意

オプション パッケージは、App-V 5.0 SP3 でのみサポートされます。

オプション パッケージを使用する前に、「接続グループでオプション パッケージを使用するための要件」をご覧ください。

手順へのリンク タスク

異なるパッケージが許可された複数のユーザーに対して、複数のオプション パッケージを含む 1 つの接続グループを使用する

単一の接続グループを使用して、異なるエンド ユーザーがアプリケーションとプラグインの異なる組み合わせを使用できるようにする。

たとえば、すべてのエンド ユーザーに Microsoft Office を配布する一方で、異なるユーザーのサブセットに異なるプラグインを配布できます。

接続グループを変更せずに、オプション パッケージを非公開にするか削除する、またはオプション パッケージを非公開にし、後で再公開する

App-V クライアントで接続グループを無効、削除、編集、追加、および再度有効にすることなく、オプション パッケージを非公開、削除、または再公開する。

また、接続グループを無効または再公開することなく、オプション パッケージを非公開にし、後で再公開することもできます。

異なるパッケージが許可された複数のユーザーに対して、複数のオプション パッケージを含む 1 つの接続グループを使用する

タスクの説明 タスクの実行方法

App-V 5.0 SP3 の場合

接続グループにオプション パッケージを追加すると、異なるエンド ユーザーにアプリケーションとプラグインの異なる組み合わせを提供できます。

:エンド ユーザーに Microsoft Office を配布する一方で、ユーザーのサブセットに対してのみ特定のプラグインを有効にするとします。

そのためには、Office を追加したパッケージを含む接続グループと、Office プラグインを追加したもう 1 つのパッケージを作成し、プラグイン パッケージをオプションにします。

プラグイン パッケージが許可されていないエンド ユーザーでも Office を実行できます。

 

方法 手順

App-V サーバー – 管理コンソール

  1. 管理コンソールで、[パッケージ] を選択し、[パッケージ] ページを開きます。

  2. [接続グループ] を選択して、接続グループ ライブラリを表示します。

  3. 接続グループ ライブラリから、適切な接続グループを選択します。

  4. [接続されたパッケージ] ウィンドウで [編集] をクリックします。

  5. パッケージ名の横にある [オプション] を選択します。

  6. [グループ アクセスへのパッケージ アクセスの追加] チェック ボックスをオンにします。この必須の手順によって、以前に Active Directory グループにパッケージを割り当てたときに構成したパッケージの権限が接続グループに追加されます。

App-V サーバー - PowerShell コマンドレット

次のコマンドレットを使用し、-Optional パラメーターを指定します。

Add-AppvServerConnectionGroupPackage

構文:

Add-AppvServerConnectionGroupPackage [-AppvServerConnectionGroup] <SerializableConnectionGroup> [[-AppvServerPackage] <PackageVersion>] [-Optional] [-Order <int>] [-UseAnyPackageVersion]

例:

Add-AppvServerConnectionGroupPackage -Name "Connection Group 1" -PackageName "Package 1" -Optional

スタンドアロン コンピューター上の App-V クライアント

  1. 接続グループの XML ドキュメントを作成し、Package タグ属性の IsOptional“true”. に設定します。

  2. 次のコマンドレットを使用して、接続グループを追加し、有効にします。

    • Add-AppvClientConnectionGroup

    • Enable-AppvClientConnectionGroup

オプション パッケージを含む接続グループの XML ドキュメントの例:

<?xml version="1.0" ?>
<AppConnectionGroup
   xmlns="https://schemas.microsoft.com/appv/2014/virtualapplicationconnectiongroup"
   AppConnectionGroupId="8105CCD5-244B-4BA1-8888-E321E688D2CB"
   VersionId="84CE3797-F1CB-4475-A223-757918929EB4"
   DisplayName="Contoso Software Connection Group" >
<Packages>
<Package
   PackageId="7735d1a8-5ef9-4df9-a1cf-3aa92ef54fe7"
   VersionId="ec560d6f-e62e-48eb-a9e5-7c52a8c2e149"
   DisplayName="Contoso Business Manager"
/>
<Package
   PackageId="fc6fe0f7-be3d-4643-b37d-fc3f62d4dd5c"
   VersionId="c67a71cd-3542-4a48-93e8-20c643c50970"
   DisplayName="Contoso Forms"
   IsOptional="false"
/>
<Package
   PackageId="8f6301a5-4348-4039-9560-b27a5bb72711"
   VersionId="6c694b45-3e19-46c6-a327-d159aa39e1d2"
   DisplayName="Contoso Tax"
   IsOptional="true"
/>
<Package
   PackageId="89d701bc-d507-4299-b6b6-000000003472"
   VersionId="*"
   DisplayName="Contoso Accounts"
   IsOptional="true"
/>
</Packages>
</AppConnectionGroup>

App-V 5.0 SP3 より前のバージョンの場合

特定のユーザーが特定のアプリケーションとプラグインの組み合わせを使用できるようにするには、多数の接続グループを作成する必要があります。

接続グループを変更せずに、オプション パッケージを非公開にするか削除する、またはオプション パッケージを非公開にし、後で再公開する

タスクの説明 タスクの実行方法

App-V 5.0 SP3 の場合

App-V クライアントで接続グループを無効または再度有効にすることなく、接続グループ内のオプション パッケージを非公開、削除、または再公開することができます。

また、接続グループを無効または再公開することなく、オプション パッケージを非公開にし、後で再公開することもできます。

:Microsoft Office プラグインを含むオプション パッケージを公開しており、そのプラグインを削除する必要がある場合は、接続グループを無効にすることなく、パッケージを非公開にすることができます。

 

方法 手順

App-V サーバー – 管理コンソール

  • パッケージを非公開にするには: 管理コンソールで、[パッケージ] ページを選択し、非公開にするパッケージを右クリックして、[非公開] をクリックします。

  • 接続グループからオプション パッケージを削除するには: [接続グループ] ページで、削除するパッケージを選択し、右矢印をクリックすると、左下にある接続グループのウィンドウからパッケージが削除されます。

スタンドアロン コンピューター上の App-V クライアント

次の既存のコマンドレットを使用します。

  • Unpublish-AppvClientPackage

  • Remove-AppvClientPackage

詳細については、「PowerShell を使用してスタンドアロン コンピューターで実行されている App-V 5.0 パッケージを管理する方法」をご覧ください。

App-V 5.0 SP3 より前のバージョンの場合

次を実行する必要があります。

  1. 接続グループが有効になっている各 App-V クライアント コンピューターから接続グループを削除します。

  2. パッケージを非公開にします。

  3. 接続グループの定義からパッケージを削除します。

  4. 接続グループを再公開します。

接続グループでオプション パッケージを使用するための要件

接続グループでオプション パッケージを使用する前に、次の要件をご確認ください。

要件 詳細情報

接続グループには、オプションではないパッケージが少なくとも 1 つ含まれている必要があります。

  • App-V サーバーと PowerShell コマンドレットではこの要件が満たされているかどうかが検証されないため、この要件を満たしていることを入念にご確認ください。

  • オプションではないパッケージが 1 つも含まれていない接続グループを誤って作成した場合、エンド ユーザーがその接続グループ内のパッケージ化されたアプリケーションを開こうとしても、接続グループは失敗します。

  • ユーザーに公開される接続グループには、グローバルに公開されているパッケージまたはそのユーザーに公開されているパッケージを含めることができます。

  • グローバルに公開される接続グループには、グローバルに公開されているパッケージのみを含める必要があります。

グローバルに公開される接続グループにグローバルに公開されているパッケージを含める必要があるのは、接続グループの仮想環境の起動時にパッケージが確実に使用できる状態にするためです。

グローバルに公開された接続グループにユーザーに公開されているパッケージが含まれている場合に、その接続グループを追加するか、または有効にしようとすると、接続グループは失敗します。

オプションではないパッケージをすべて公開してから、それらのパッケージを含む接続グループを公開する必要があります。

オプションではないパッケージが 1 つでも見つからなければ、接続グループの仮想環境は起動できません。

オプションではないパッケージが公開されていない場合、App-V クライアントは接続グループを追加することも、有効にすることもできません。

グローバルに公開されているパッケージを非公開にする場合は、まず、そのコンピューター上のすべてのユーザーに許可されている接続グループでそのパッケージが必要ないことをご確認ください。

そのパッケージが他のユーザーの接続グループに含まれているかどうかは自動的にチェックされません。グローバル パッケージを非公開にすると、そのコンピューター上のすべてのユーザーがそのパッケージを使用できなくなります。そのため、各ユーザーの接続グループにそのパッケージが含まれていないことを確認するか、そのパッケージをオプションにします。

APP-V への提案がございますか

こちらから提案を追加するか、提案に投票してください。App V の問題については、「APP-V に関する TechNet フォーラム」を利用してください。

関連項目

その他の参照情報

接続グループの管理

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