ScrollableControl クラス
自動スクロールの動作をサポートするコントロールの基本クラスを定義します。
この型のすべてのメンバの一覧については、ScrollableControl メンバ を参照してください。
System.Object
System.MarshalByRefObject
System.ComponentModel.Component
System.Windows.Forms.Control
System.Windows.Forms.ScrollableControl
System.Windows.Forms.ContainerControl
System.Windows.Forms.Design.ComponentTray
System.Windows.Forms.Panel
Public Class ScrollableControl
Inherits Control
[C#]
public class ScrollableControl : Control
[C++]
public __gc class ScrollableControl : public Control
[JScript]
public class ScrollableControl extends Control
スレッドセーフ
この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。
解説
通常、このクラスは直接使用しません。このクラスから ContainerControl クラスと Panel クラスが継承されます。
ScrollableControl クラスは、スクロール機能が必要なコントロールの基本クラスとして動作します。必要に応じてコントロールでスクロール バーを表示できるようにするには、 AutoScroll プロパティを true に設定し、 AutoScrollMinSize プロパティを希望のサイズに設定します。コントロールのサイズが指定した最小値より小さいサイズに調整された場合、または子コントロールがコントロールの範囲外に置かれた場合、適切なスクロール バーが表示されます。
表示するスクロール バーを手動でオーバーライドするには、 VScroll プロパティと HScroll プロパティを設定します。どちらかのプロパティを false に設定すると、 AutoScroll プロパティを true に設定しても、該当のスクロール バーは表示されません。
スクロール可能なコントロールにコントロールを追加する場合は、 AutoScrollPosition の x 座標と y 座標を、追加するコントロールの Control.Location プロパティの対応する座標からのオフセットとして加算するか、減算する必要があります。スクロール位置の上または左にコントロールを追加する場合は、このオフセットを目的の位置に加算する必要があります。逆に、スクロール位置の下または右にコントロールを追加する場合は、オフセットを減算する必要があります。
必要条件
名前空間: System.Windows.Forms
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: System.Windows.Forms (System.Windows.Forms.dll 内)
参照
ScrollableControl メンバ | System.Windows.Forms 名前空間 | Panel | ContainerControl