Message.DigitalSignature プロパティ
メッセージ キューがメッセージを認証するのに使うデジタル署名を取得または設定します。
Public Property DigitalSignature As Byte ()
[C#]
public byte[] DigitalSignature {get; set;}
[C++]
public: __property unsigned char get_DigitalSignature();public: __property void set_DigitalSignature(unsigned char __gc[]);
[JScript]
public function get DigitalSignature() : Byte[];
public function set DigitalSignature(Byte[]);
プロパティ値
メッセージを認証するのに使われるメッセージ キュー 1.0 デジタル署名を指定するバイト値配列。既定値は長さ 0 の配列です。
例外
例外の種類 | 条件 |
---|---|
InvalidOperationException | フィルタ処理されたメッセージ キューが、 DigitalSignature プロパティを無視します。 |
ArgumentException | DigitalSignature プロパティが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。 |
解説
メッセージ キューは、メッセージ キュー Version 1.0 によって送信されたメッセージを認証するときにデジタル署名を使います。送信元アプリケーションが認証を要求したときは、メッセージ キューはほとんどの場合に DigitalSignature プロパティを生成して設定します。受信側アプリケーションは、メッセージに結び付けられたデジタル署名を取得するのにこのプロパティを使います。
メモ メッセージ キュー Version 2.0 を実行しているときは、 DigitalSignature プロパティだけを使用できます。送信元アプリケーションは、認証を要求するときにメッセージ キュー Version 1.0 署名を指定する必要があります。送信元アプリケーションがメッセージ キュー Version 2.0 署名を送信すると、このプロパティには 4 バイトのバッファ (各バイトは 0) が格納されます。
DigitalSignature プロパティは、 SenderCertificate プロパティと共に、メッセージの送信時にコネクタ アプリケーションによっても使われます。この場合、メッセージ キューではなくコネクタ アプリケーションが、メッセージを送信したユーザーの証明書に基づくデジタル署名を生成します。
DigitalSignature プロパティの最大配列サイズは 256 です。
DigitalSignature プロパティを設定するときには、 ConnectorType プロパティも設定する必要があります。メッセージが送信されたときに、 ConnectorType プロパティが設定されていないと、メッセージ キューは DigitalSignature プロパティを無視します。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
.NET Framework セキュリティ:
- 直前の呼び出し元の完全信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細の参照先 : 部分信頼コードからのライブラリの使用
参照
Message クラス | Message メンバ | System.Messaging 名前空間 | ConnectorType | SenderCertificate | HashAlgorithm | UseAuthentication