UITypeEditor クラス
値エディタをデザインするために使用できる基本クラスを提供します。値エディタは、サポートされているデータ型のオブジェクトの値を表示および編集するためのインターフェイスを提供します。
この型のすべてのメンバの一覧については、UITypeEditor メンバ を参照してください。
System.Object
System.Drawing.Design.UITypeEditor
派生クラス
Public Class UITypeEditor
[C#]
public class UITypeEditor
[C++]
public __gc class UITypeEditor
[JScript]
public class UITypeEditor
スレッドセーフ
この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。
解説
UITypeEditor で提供される基本クラスから派生したクラスを拡張することによって、デザイン時の環境に合わせたカスタム型エディタを実装できます。カスタム型エディタは、テキスト ボックスの値エディタでは特定の型の値を効率よく選択できないような場合に役立ちます。
デザイン時に使用するカスタムの UI 型エディタを実装するには、少なくとも次の処理を行う必要があります。
- System.Drawing.Design.UITypeEditor から派生するクラスを定義します。
- EditValue メソッドをオーバーライドし、ユーザー インターフェイス、ユーザーによる入力、および値の代入を処理できるようにします。
- GetEditStyle メソッドをオーバーライドし、エディタが使用するエディタ スタイルの型をプロパティ ウィンドウに通知するようにします。
また、次のように実装することにより、値の内部表現をプロパティ ウィンドウに描画する機能を追加できます。
- GetPaintValueSupported をオーバーライドし、エディタで値の視覚的な表現を表示できるようにします。
- PaintValue をオーバーライドし、値の視覚的な表現の表示を実装します。
- エディタで初期化を行う必要がある場合は、 UITypeEditor コンストラクタ メソッドをオーバーライドします。
デザイン時のサポートの拡張方法については、「 デザイン時サポートの拡張 」を参照してください。 UITypeEditor の実装の詳細については、「 UI 型エディタの実装 」を参照してください。
必要条件
名前空間: System.Drawing.Design
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
アセンブリ: System.Drawing (System.Drawing.dll 内)
参照
UITypeEditor メンバ | System.Drawing.Design 名前空間 | ITypeDescriptorContext | IServiceProvider