ArrayList.GetEnumerator メソッド (Int32, Int32)
ArrayList のセクションの列挙子を返します。
Overloads Public Overridable Function GetEnumerator( _
ByVal index As Integer, _ ByVal count As Integer _) As IEnumerator
[C#]
public virtual IEnumerator GetEnumerator(intindex,intcount);
[C++]
public: virtual IEnumerator* GetEnumerator(intindex,intcount);
[JScript]
public function GetEnumerator(
index : int,count : int) : IEnumerator;
パラメータ
- index
列挙子が参照する必要のある ArrayList セクションの開始位置を示す 0 から始まるインデックス番号。 - count
列挙子が参照する必要のある ArrayList セクション内の要素の数。
戻り値
ArrayList の指定したセクションの IEnumerator 。
例外
例外の種類 | 条件 |
---|---|
ArgumentOutOfRangeException | index が 0 未満です。
または count が 0 未満です。 |
ArgumentException | index および count が ArrayList 内の有効な範囲を指定していません。 |
解説
列挙子は、コレクション内のデータを読み取るためだけに使用できます列挙子を使用して基になるコレクションを変更することはできません。
初期状態では、列挙子はコレクションの最初の要素の前に位置しています。 Reset を実行した場合も、列挙子はこの位置に戻されます。この位置で Current を呼び出すと、例外がスローされます。したがって、 Current の値を読み取る前に、 MoveNext を呼び出して、コレクションの最初の要素に列挙子を進める必要があります。
Current は、 MoveNext または Reset が呼び出されるまでは同じオブジェクトを返します。 MoveNext は、 Current を次の要素に設定します。
コレクションの末尾を過ぎると、列挙子はコレクションの最後の要素の後ろに配置され、 MoveNext を呼び出すと false が返されます。 MoveNext への最後の呼び出しで false が返された場合に、 Current を呼び出すと例外がスローされます。 Current をコレクションの最初の要素に再び設定するには、 Reset を呼び出してから、 MoveNext を呼び出します。
コレクションが変更されない限り、列挙子は有効なままです。要素の追加、変更、削除などの変更がコレクションに対して実行されると、列挙子は回復不可能な無効状態になり、次に MoveNext または Reset を呼び出すと、 InvalidOperationException がスローされます。コレクションが MoveNext と Current の間で変更された場合、列挙子が既に無効になっていても、 Current は設定した要素を返します。
列挙子には、コレクションへの排他的なアクセスがありません。したがって、コレクションの列挙処理は、本質的にはスレッド セーフな処理ではありません。コレクションが同期されている場合でも、他のスレッドがそのコレクションを変更する可能性はあり、そのような状況が発生すると列挙子は例外をスローします。列挙処理を確実にスレッド セーフに行うには、列挙中にコレクションをロックするか、他のスレッドによって行われた変更によってスローされる例外をキャッチします。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, Common Language Infrastructure (CLI) Standard
参照
ArrayList クラス | ArrayList メンバ | System.Collections 名前空間 | ArrayList.GetEnumerator オーバーロードの一覧