ASP.NET サーバー コントロールのイベント
デスクトップ アプリケーションのイベントとは異なり、ASP.NET サーバー コントロールのイベントは、サーバー上で発生し、処理されます。クライアント側のアクションが Web 要求によってサーバーに伝達されると、コントロールは、クライアントのアクションに応答してサーバー上でイベントを発生させます。イベントは、そのページまたはその子コントロールによって処理され、ASP.NET がクライアントに応答を送信します。この結果は、ユーザーにとっては、デスクトップ アプリケーションを実行しているのと同じです。しかし、コントロール開発者は、サーバーにポストされるのは 1 つのクライアント側イベントだけ、つまりポストバック イベントだけであることを理解している必要があります。マウス クリックやキー操作などの共通のユーザー インターフェイス イベントはサーバーに送信されないため、サーバー上では処理できません。
System.Web.UI.Control 基本クラスは、初期化、読み込み、アンロードなど、コントロール実行の有効期間を管理するイベントを提供します。これらのイベントの実行順序については、「コントロール実行の有効期間」を参照してください。コントロールによって、これらのイベントを処理したり、追加のイベントを発生させたりできます。このセクションでは、継承したイベントを処理する方法と、カスタム イベントを発生させる方法を説明します。
このセクションの内容
- イベントの定義
コントロールからイベントを公開する方法を説明します。 - 継承したイベントの処理
Control から継承したイベントをコントロールで処理する方法を説明します。
関連項目
- ポストバック データの処理
ポストバック データを処理するコントロールをプログラムする方法を説明します。 - ポストバック イベントのキャプチャ
ポストバック イベントを受け取るコントロールをプログラムする方法を説明します。 - ポストバックのためのクライアント側スクリプトの生成
ポストバックを開始するクライアント側スクリプトを挿入する方法を説明します。 - イベントのバブル
ASP.NET コントロールでのイベント バブルについて説明します。