Marshal.GetComSlotForMethodInfo メソッド
COM への公開時に、指定した System.Reflection.MemberInfo の仮想関数テーブル (VTBL: Virtual Function Table) スロットを取得します。
Public Shared Function GetComSlotForMethodInfo( _
ByVal m As MemberInfo _) As Integer
[C#]
public static int GetComSlotForMethodInfo(MemberInfom);
[C++]
public: static int GetComSlotForMethodInfo(MemberInfo* m);
[JScript]
public static function GetComSlotForMethodInfo(
m : MemberInfo) : int;
パラメータ
- m
インターフェイス メソッドを表す MemberInfo 。
戻り値
COM への公開時の VTBL (V テーブル) スロット m ID。
解説
このメソッドが返すスロット番号は 0 から始まり、3 つの IUnknown メソッドのほか、4 つの IDispatch メソッドが含まれることがあるため、利用可能な最初のスロットの値は 3 または 7 となります。 GetComSlotForMethodInfo は、 Marshal.GetMethodInfoForComSlot とは反対の機能を提供します。
このメソッドを使用すると、COM から参照できないインターフェイスのメンバおよびプライベート インターフェイスのメンバのスロット番号を取得できます。返されるスロット番号は、型が COM に公開された場合に予約される V テーブル番号に対応します。COM 参照不可能なメンバは実際には公開された V テーブルでスロットを占有します。ただし、COM クライアントはこのスロットを使用できません。クラスの MemberInfo を渡すことによってクラス インターフェイスで GetComSlotForMethodInfo を使用することはできません。クラス インターフェイスの追加情報については、「 クラス インターフェイスの概要 」を参照してください。
メモ このメソッドは SecurityAction.LinkDemand を使用して、信頼関係のないコードからの呼び出しを防ぎます。 SecurityPermissionAttribute.UnmanagedCode アクセス許可は、直前の呼び出し元にのみ要求されます。信頼性が一部しか確認されていないコードから呼び出すことができるコードの場合、ユーザー入力を検証せずに Marshal クラスに渡すことは避けてください。 LinkDemand メンバの使用に関する重要な制約事項については、「 Demand と LinkDemand 」を参照してください。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
.NET Framework セキュリティ:
- SecurityPermission (アンマネージ コードを操作するために必要なアクセス許可) SecurityPermissionFlag.UnmanagedCode (関連する列挙体)
参照
Marshal クラス | Marshal メンバ | System.Runtime.InteropServices 名前空間 | MemberInfo | GetMethodInfoForComSlot