System.Management 名前空間
WMI (Windows Management Instrumentation) インフラストラクチャに実装されているシステム、デバイス、アプリケーションに関する豊富な管理情報と管理イベントのセットへのアクセスを提供します。アプリケーションとサービスは、 ManagementObjectSearcher と ManagementQuery から派生したクラスを使用して、役立つ管理情報 (ディスクの残りの空き容量、現在の CPU 使用状態、特定のアプリケーションが接続されているデータベースなど) を問い合わせることができ、また、 ManagementEventWatcher クラスを使用して各種の管理イベントをサブスクライブできます。分散環境ではマネージ コンポーネントとアンマネージ コンポーネントの両方のデータにアクセスできます。
クラス
| クラス | 説明 |
|---|---|
| CompletedEventArgs | Completed イベントのイベント データを保持します。 |
| ConnectionOptions | WMI (Windows Management Instrumentation) 接続を確立するために必要なすべての設定を指定します。 |
| DeleteOptions | 管理オブジェクトを削除するためのオプションを指定します。 |
| EnumerationOptions | クエリと列挙関連のオプション オブジェクト用の基本クラスを用意しています。 |
| EventArrivedEventArgs | EventArrived イベントのイベント データを保持します。 |
| EventQuery | WMI (Windows Management Instrumentation) イベント クエリを表します。 |
| EventWatcherOptions | 管理イベント ウォッチのオプションを指定します。 |
| InvokeMethodOptions | 管理メソッドを呼び出すためのオプションを指定します。 |
| ManagementBaseObject | 管理オブジェクトの基本要素を格納します。より固有な管理オブジェクト クラスの基本クラスとしての役割を果たします。 |
| ManagementClass | 管理クラスを表します。 |
| ManagementDateTimeConverter | DMTF の日付時刻と時間間隔の書式を CLR 準拠の DateTime と TimeSpan の書式に変換する、またはその逆に変換するメソッドを提供します。 |
| ManagementEventArgs | WMI イベントのイベント データを格納する仮想基本クラスを表します。 |
| ManagementEventWatcher | 指定したイベント クエリに基づいて、一時的なイベント通知をサブスクライブします。 |
| ManagementException | 管理例外を表します。 |
| ManagementNamedValueCollection | WMI (Windows Management Instrumentation) 操作のコンテキスト情報として使用するために適切な名前付きの値のコレクションを表します。名前では、大文字と小文字は区別されません。 |
| ManagementObject | データ管理オブジェクトを表します。 |
| ManagementObjectCollection | WMI を通じて取得される管理オブジェクトの異なるコレクションを表します。このコレクション内のオブジェクトは、 ManagementBaseObject から派生した型のオブジェクトで、 ManagementObject や ManagementClass などが含まれます。
コレクションは、 ManagementObjectSearcher オブジェクトで実行された WMI クエリの結果、または指定した型 (型を表す ManagementClass から取得される) の管理オブジェクトの列挙体になります。また、このコレクションは、指定した方法で特定の管理オブジェクトに関連付けられた管理オブジェクトのコレクションとなることもあります。この場合、コレクションは GetRelated などのメソッドで取得されます。 コレクションは、 ManagementObjectCollection.ManagementObjectEnumerator を使用してウォークすることができ、コレクション内のオブジェクトはさまざまな管理タスクで検査または使用されます。 |
| ManagementObjectCollection. ManagementObjectEnumerator |
コレクションの列挙子を表します。 |
| ManagementObjectSearcher | 指定したクエリに基づいて、管理オブジェクトのコレクションを取得します。
このクラスは、管理情報を取得するときに一般的に使用されるエントリ ポイントの 1 つです。たとえば、ディスク ドライブ、ネットワーク アダプタ、システム上のプロセスやその他の管理オブジェクトのすべてを列挙したり、有効なすべてのネットワーク接続、停止しているサービスなどを問い合わせたりするために使用できます。 インスタンス化されたとき、このクラスのインスタンスは、入力として、 ObjectQuery またはその派生クラスで表される WMI クエリを受け取ります。また、任意で、クエリ実行先の WMI 名前空間を表す ManagementScope を受け取ることもできます。さらに、 EnumerationOptions オブジェクトで追加の高度なオプションを受け取ることもできます。このオブジェクトの Get() メソッドが呼び出されると、ManagementObjectSearcher は指定したスコープの指定したクエリを実行して、 ManagementObjectCollection のクエリに一致する管理オブジェクトのコレクションを返します。 |
| ManagementOperationObserver | 非同期操作の管理と管理情報の処理、および非同期的に受け取ったイベントの処理に使用されます。 |
| ManagementOptions | すべてのオプション オブジェクトの抽象基本クラスを提供します。 |
| ManagementPath | WMI (Windows Management Instrumentation) オブジェクトへのパスを解析および構築するためのラッパーを提供します。 |
| ManagementQuery | すべての管理クエリ オブジェクトの抽象基本クラスを提供します。 |
| ManagementScope | 管理操作のスコープを表します。Version 1.0 では、管理操作が実行される WMI 名前空間が、スコープによって定義されます。 |
| MethodData | WMI (Windows Management Instrumentation) メソッドに関する情報を格納します。 |
| MethodDataCollection | コレクションで使用できる一連のメソッドを表します。 |
| MethodDataCollection. MethodDataEnumerator |
MethodDataCollection 内の MethodData オブジェクトの列挙子を表します。 |
| ObjectGetOptions | 管理オブジェクトを取得するためのオプションを指定します。 |
| ObjectPutEventArgs | ObjectPut イベントのイベント データを保持します。 |
| ObjectQuery | インスタンスまたはクラスを返す管理クエリを表します。 |
| ObjectReadyEventArgs | ObjectReady イベントのイベント データを保持します。 |
| ProgressEventArgs | Progress イベントのイベント データを保持します。 |
| PropertyData | WMI (Windows Management Instrumentation) プロパティに関する情報を表します。 |
| PropertyDataCollection | WMI (Windows Management Instrumentation) オブジェクトのプロパティのセットを表します。 |
| PropertyDataCollection. PropertyDataEnumerator |
PropertyDataCollection 内の PropertyData オブジェクトの列挙子を表します。 |
| PutOptions | 管理オブジェクトの変更をコミットするためのオプションを指定します。 |
| QualifierData | WMI (Windows Management Instrumentation) 修飾子に関する情報を格納します。 |
| QualifierDataCollection | QualifierData オブジェクトのコレクションを表します。 |
| QualifierDataCollection. QualifierDataEnumerator |
QualifierDataCollection 内の QualifierData オブジェクトの列挙子を表します。 |
| RelatedObjectQuery | WQL ASSOCIATORS OF データ クエリを表します。インスタンス クエリとスキーマ クエリの両方に使用できます。 |
| RelationshipQuery | WQL REFERENCES OF データ クエリを表します。 |
| SelectQuery | WQL SELECT データ クエリを表します。 |
| StoppedEventArgs | Stopped イベントのイベント データを保持します。 |
| WqlEventQuery | WMI イベント クエリを WQL 形式で表します。 |
| WqlObjectQuery | WMI データ クエリを WQL 形式で表します。 |
デリゲート
| デリゲート | 説明 |
|---|---|
| CompletedEventHandler | Completed イベントを処理するメソッドを表します。 |
| EventArrivedEventHandler | EventArrived イベントを処理するメソッドを表します。 |
| ObjectPutEventHandler | ObjectPut イベントを処理するメソッドを表します。 |
| ObjectReadyEventHandler | ObjectReady イベントを処理するメソッドを表します。 |
| ProgressEventHandler | Progress イベントを処理するメソッドを表します。 |
| StoppedEventHandler | Stopped イベントを処理するメソッドを表します。 |
列挙体
| 列挙体 | 説明 |
|---|---|
| AuthenticationLevel | WMI (Windows Management Instrumentation) に接続するために使用する認証レベルを記述します。これは WMI への COM 接続で使用します。 |
| CimType | プロパティ、修飾子、またはメソッド パラメータが取ることができる CIM 型を記述します。 |
| CodeLanguage | コード ジェネレータがサポートする言語を定義します。 |
| ComparisonSettings | CompareTo で使用できるオブジェクト比較モードを記述します。これらの値は結合できます。 |
| ImpersonationLevel | WMI (Windows Management Instrumentation) に接続するために使用する偽装レベルを記述します。 |
| ManagementStatus | 現在定義されているすべての WMI (Windows Management Instrumentation) エラー コードの列挙体を表します。 |
| PutType | Put を使用する場合に、WMI (Windows Management Instrumentation) にオブジェクトを保存することによって生じうる効果を記述します。 |
| TextFormat | GetText で使用するテキスト形式を記述します。 |