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RealProxy クラス

  • [アーティクル]

プロキシの基本機能を提供します。

この型のすべてのメンバの一覧については、RealProxy メンバ を参照してください。

System.Object
   System.Runtime.Remoting.Proxies.RealProxy

MustInherit Public Class RealProxy
[C#]
public abstract class RealProxy
[C++]
public __gc __abstract class RealProxy
[JScript]
public abstract class RealProxy

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

解説

RealProxy クラスは、プロキシの派生元となる抽象 (Visual Basic では MustInherit) 基本クラスです。

あらゆる種類のリモート処理の境界を越えてオブジェクトを使用するクライアントは、実際にはそのオブジェクトの透過プロキシを使用しています。透過プロキシは、実際のオブジェクトがクライアントの領域に格納されているように見せかけます。これは、リモート処理インフラストラクチャを使用して、自らに対する呼び出しを実際のオブジェクトに転送することによって実現されます。

透過プロキシ自体は、 RealProxy 型のマネージ ランタイム クラスのインスタンスに格納されます。 RealProxy は、透過プロキシから操作を転送するために必要な機能の一部を実装します。なお、プロキシ オブジェクトは、ガベージ コレクション、フィールドやメソッドのサポートなど、マネージ オブジェクトの関連付けられたセマンティクスを継承し、新しいクラスを形成するために拡張できます。プロキシは、リモート オブジェクト (透過プロキシ) と同じクラスのオブジェクトとして機能すると同時に、マネージ オブジェクトでもあるという二重の性質を持っています。

プロキシ オブジェクトは、 AppDomain 内のリモート処理サブ区分を考慮せずに使用できます。

継承時の注意: RealProxy から継承する場合は、 Invoke メソッドをオーバーライドする必要があります。

メモ   このクラスは、リンク確認要求と継承確認要求をクラス レベルで行います。直前の呼び出し元または派生クラスにインフラストラクチャ アクセス許可がない場合、 SecurityException がスローされます。セキュリティ要求の詳細については、「 リンク確認要求 」および「 継承確認要求 」を参照してください。

必要条件

名前空間: System.Runtime.Remoting.Proxies

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)

.NET Framework セキュリティ:

参照

RealProxy メンバ | System.Runtime.Remoting.Proxies 名前空間