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SoapException.Code プロパティ

SOAP 違反コードの種類を取得します。

Public ReadOnly Property Code As XmlQualifiedName
[C#]
public XmlQualifiedName Code {get;}
[C++]
public: __property XmlQualifiedName* get_Code();
[JScript]
public function get Code() : XmlQualifiedName;

プロパティ値

発生した SOAP 違反コードを指定する XmlQualifiedName

解説

SoapException クラスの新しいインスタンスを作成している場合だけ、 Code プロパティを設定できます。

SoapException クラスは、SOAP 経由で XML Web サービスのメソッドを呼び出す XML Web サービス クライアントが使用します。XML Web サービスで例外が発生した場合、ASP.NET は、クライアントが SOAP を使用して呼び出しているかどうかにかかわらず、これを処理します。クライアントが SOAP を使用している場合、ASP.NET は、この例外を SoapException にラップし、 Actor プロパティと Code プロパティを設定します。

SOAP プロトコル Version 1.1 の SOAP 違反コードとして利用できるコードの一覧を次に示します。

項目 説明
VersionMismatchFaultCode SOAP エンベロープの無効な名前空間が見つかりました。
MustUnderstandFaultCode 一部の SOAP 要素は処理を省略できます。ただし、値が 1 の MustUnderstand 属性で SOAP 要素がマークされている場合は、その要素を処理する必要があります。要素を処理できなかった場合、この例外が生成されます。
ClientFaultCode クライアントによる呼び出しの書式が正しく設定されていませんでした。またはクライアントによる呼び出しに適切な情報が含まれていませんでした。たとえば、クライアント呼び出しに適切な認証情報または支払い情報が含まれていませんでした。一般的に、この違反コードは、メッセージの内容を変更しなければ再送信できないことを示します。
ServerFaultCode クライアントによる呼び出しをサーバーで処理しているときに、メッセージの内容以外の原因によりエラーが発生しました。たとえば、ネットワーク障害のため、アップストリーム サーバーが要求に応答できなかった場合などです。通常、この種類の例外が発生した場合でも、クライアントによる呼び出しは後から成功します。XML Web サービスが SoapException 以外の例外をスローし、クライアントからの呼び出しが SOAP 経由の場合、ASP.NET はこの例外を SoapException に変換し、 Code プロパティを ServerFaultCode に設定して、これをクライアントにスローします。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET

参照

SoapException クラス | SoapException メンバ | System.Web.Services.Protocols 名前空間 | XmlQualifiedName | Subcode | HtmlTable | Actor