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ASP ページから ASP.NET への移行

ASP.NET は、パフォーマンス、状態管理、スケーラビリティ、構成、配置、セキュリティ、出力キャッシュの制御、Web ファームのサポート、XML Web サービスのインターフェイス インフラストラクチャの各分野で ASP の能力を大幅に向上させています。

ASP での開発経験があれば、新しい ASP.NET プログラミング モデルも簡単に理解できます。しかし、現在、ASP オブジェクト モデルは、より構造化されたオブジェクト指向のモデルにするために、大幅な変更が行われています。したがって既存の ASP ページを ASP.NET で実行する場合は、ある程度の変更が必要になります。Visual Basic への変更についても、一般的に、Visual Basic Scripting Edition で作成した既存の ASP ページを ASP.NET に直接移植することはありません。ただし、ほとんどの場合、変更はコードのうち数行分ですみます。

通常、新しい開発環境での優れたパフォーマンス、読みやすさ、および保守性の利点を活用するために、既存の ASP アプリケーションの書き直しを検討するでしょう。しかし、Web アプリケーションには ASP と ASP.NET ページの両方を含めることができるため、必ずしも Web アプリケーション全体を一度に変換する必要はありません。

ASP と ASP.NET は、インターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) Web サーバー上で干渉することなく並行して実行できます。ASP.NET で処理されるのは .aspx ファイル名拡張子を持つファイルのみです。ファイル名拡張子が .asp のファイルは、これまでどおり、既存の ASP エンジンにより処理されます。ただし、セッション状態およびアプリケーション状態を ASP と ASP.NET ページの間で共有することはできません。

このセクションのトピックでは、ASP と ASP.NET の間におけるページ レイアウトおよびコーディング スタイルの構造上の相違点について説明します。

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