connectionStrings の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

接続文字列のコレクションに、接続文字列を名前と値のペアとして追加します。

この要素は、.NET Framework Version 2.0 で追加されました。

configuration 要素 (全般設定スキーマ)
connectionStrings 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)
connectionStrings の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

<add 
      name="connection string name"
   connectionString="connection string"
   providerName="ADO.NET data provider" 
/>

属性と要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性	説明
connectionString	必須の String 属性です。接続文字列の値を定義します。値には空の文字列 ("") を指定可能です。有効性検査のためのチェックは行われません。既定値は、空の文字列 ("") です。
name	必須の String 属性です。接続文字列の値にアクセスするために使用するキーを定義します。この属性により、同じ名前を持つ継承したキーはオーバーライドされます。既定値は、空の文字列 ("") です。
providerName	省略可能な String 型の属性です。基になるデータストアにアクセスするために使用する ADO.NET プロバイダの名前。既定値は "System.Data.SqlClient" です。
継承される属性	省略可能な属性です。すべてのセクション要素が継承する属性です。詳細については、「セクションの要素によって継承される全般属性」を参照してください。

子要素

なし。

親要素

要素	説明
configuration	共通言語ランタイムおよび .NET Framework ベースのアプリケーションで使用されるすべての構成ファイルで必要なルート要素です。
system.web	構成ファイルの ASP.NET 構成設定のルート要素を指定します。ASP.NET Web アプリケーションを構成する構成要素やアプリケーションの動作を制御する構成要素が含まれます。
connectionStrings	ASP.NET アプリケーションと ASP.NET 機能のデータベース接続文字列 (名前と値のペア) のコレクションを指定します。

解説

add 要素は、connectionStrings 要素内の接続文字列のコレクションに、接続文字列を名前と値のペアとして追加します。

connectionStrings 要素は、ASP.NET アプリケーションと ASP.NET 機能のデータベース接続文字列 (名前と値のペア) のコレクションを指定します。

既定の構成

子構成ファイルで clear 要素が使用されている場合を除き、親構成ファイルに格納されている接続文字列が継承されます。次の既定の element 要素は、Machine.config ファイルで構成されます。

<connectionStrings>
   <add 
      name="LocalSqlServer" 
      connectionString="data source=.\SQLEXPRESS;Integrated Security=SSPI;AttachDBFilename=|DataDirectory|aspnetdb.mdf;User Instance=true" 
      providerName="System.Data.SqlClient"
   />
</connectionStrings>

使用例

Northwind データベースを使用するアプリケーションの接続文字列を構成する方法を次のコード例に示します。

<configuration>
  <connectionStrings>
    <add name="Northwind"
         connectionString="Data Source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial Catalog=Northwind;" 
         providerName="System.Data.SqlClient" />
  </connectionStrings>
</configuration>

要素情報

構成セクションハンドラ	ConnectionStringsSection
構成メンバ	Add(ConnectionStringSettings)
構成できる場所	Machine.config ルートレベルの Web.config アプリケーションレベルの Web.config 仮想ディレクトリレベルまたは物理ディレクトリレベルの Web.config
必要条件	Microsoft Internet Information Services (IIS) バージョン 5.0、5.1、または 6.0 .NET Framework Version 2.0 Microsoft Visual Studio 2003 または Visual Studio 2005

参照

次の方法で共有

connectionStrings の add 要素 (ASP.NET 設定スキーマ)

属性と要素

属性

子要素

親要素

解説

既定の構成

使用例

要素情報

参照

処理手順

概念

参照

その他のリソース