<legacyV1CASPolicy> 要素
更新 : 2007 年 11 月
ランタイムがレガシ コード アクセス セキュリティ (CAS: Code Access Security) ポリシーを使用するかどうかを指定します。
<configuration> 要素
<runtime> 要素
<legacyV1CASPolicy> 要素
<legacyV1CASPolicy
enabled="true|false"/>
属性と要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
enabled |
必須属性 ランタイムがレガシ CAS ポリシーを使用するかどうかを指定します。 |
Enabled 属性
値 |
説明 |
---|---|
false |
レガシ CAS ポリシーを使用しません。これは、既定の設定です。 |
true |
レガシ CAS ポリシーを使用します。 |
子要素
なし
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。 |
runtime |
ランタイム初期化オプションに関する情報を含んでいます。 |
解説
.NET Framework Version 1.0 および 1.1 では、ID アクセス許可は Unrestricted 状態を持つことができませんでした。しかし、.NET Framework Version 2.0 では、ID アクセス許可を Unrestricted に設定できます。この要素をアプリケーションの構成ファイルで使用して、ID アクセス許可のレガシ CAS 動作を指定します。コンピュータ上のすべてのアプリケーションのレガシ CAS 動作を指定するには、環境変数 COMPLUS_LegacyV1CASPolicy を 1 に設定します。
構成ファイル
この要素は、アプリケーション構成ファイルでのみ使用できます。
使用例
アプリケーションのレガシ CAS ポリシーを有効にする方法を次の例に示します。
<configuration>
<runtime>
<legacyV1CASPolicy enabled="true"/>
</runtime>
</configuration>