次の方法で共有


ファイル追跡サービスとクエリのサンプル

Download sample

このファイル ベースの追跡サービスは、ファイルから追跡プロファイルを読み取り、受け取った追跡情報をテキスト ファイルに書き込み、簡単なクエリ レイヤを提供して、追跡されるワークフロー イベントのリストを取得します。

サンプルでは、Windows Workflow Foundation の追跡機能について、次のエンドツーエンドの使用方法を示します。

  • 簡単なサービスを作成する。

  • ランタイムにサービスを追加する。

  • 簡単な追跡サービスを使用して、ワークフロー情報を追跡し、保存する。

  • 生成されたファイルを使用して、ワークフロー イベントを照会する。

このサンプルは、4 つのプロジェクトで構成されます。

  1. SimpleWorkflowsLibrary の内容は次のとおりです。

    • ExceptionWorkflow : CodeActivity アクティビティから ApplicationException をスローするワークフロー。このワークフローのインスタンスは、例外を発生させてから終了します。

    • SuspendedWorkflow : SuspendActivity アクティビティを含むワークフロー。このワークフローのインスタンスは、中断されます。

    • SimpleWorkflow : CodeActivity アクティビティを含むワークフロー。このワークフローのインスタンスは、正常に完了します。

  2. SimpleFileTrackingService の内容は次のとおりです。

    • SimpleFileTrackingService : SimpleFileTrackingService、SimpleTrackingChannel という、ファイル ベースの追跡サービスが含まれます。SimpleFileTrackingService は GetProfile メソッドを実装します。これは、特定のタイプの追跡プロファイルを要求するために、追跡サービスによって呼び出されるメソッドです。SimpleTrackingChannel は Send メソッドを実装します。これは、さまざまな追跡レコードを送信するために、追跡サービスによって呼び出されるメソッドです。

    • SimpleFileTrackingServiceQuery : 追跡されるワークフロー イベントを追跡ファイルから読み取るクエリ レイヤを表します。

  3. QueryUI は、アプリケーションのメイン エントリ ポイントです。このプロジェクトはホスト アプリケーションとしても機能し、ワークフロー イベント追跡データを表示するユーザー インターフェイスを提供します。

  4. WorkflowConsoleApplication は、ワークフローを実行し、QueryUI アプリケーションで表示可能な追跡データを生成するメイン ホスティング アプリケーションです。

サンプルをビルドするには

  1. [サンプルのダウンロード] をクリックしてサンプルをダウンロードします。

    これにより、サンプル プロジェクトがローカルのハード ディスクに抽出されます。

  2. [スタート] をクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Microsoft Windows SDK] をポイントし、[CMD シェル] をクリックします。

  3. サンプルのソース ディレクトリに移動します。

  4. コマンド プロンプトで、「MSBUILD <ソリューション ファイル名>」と入力します。

サンプルを実行するには

  1. WorkflowConsoleApplication\bin\debug フォルダ (このサンプルの VB のバージョンでは、WorkflowConsoleApplication\bin フォルダ) にある WorkflowConsoleApplication.exe ファイルを実行します (このサンプルでは、ソース フォルダの下にあります)。

    これによって追跡プロファイルが作成されます。

    Note メモ :

    サンプルは、現在の作業ディレクトリから実行する必要があります。そうしないと、アプリケーションは追跡ファイルを見つけることができません。

  2. QueryUI\bin\debug フォルダにある SimpleFileTrackingServiceQueryUI.exe ファイルを実行します (このサンプルでは、ソース フォルダの下にあります)。

  3. 手順 1. で実行したワークフローのいずれかのインスタンス ID を入力し、[Get Tracked Workflow Events] をクリックします。

    インスタンス ID を調べるには、サンプルの出力を確認します。

    Saving tracking information to C:\DOCUME~1\<user>\LOCALS~1\Temp\
    Tracking_e445a95e-ddeb-4794-88fd-5bd32fb0e8cc.txt
    

関連項目

参照

ActivityTrackingRecord
WorkflowTrackingRecord
UserTrackingRecord
TrackingParameters
TrackingRecord
TrackingChannel
RuleActionTrackingEvent
TrackingService
TrackingProfile

その他の技術情報

追跡サンプル
簡単な追跡のサンプル
SQLTrackingService サンプルを使用するクエリ
ユーザー追跡ポイントを使用した追跡のサンプル
EventArgs 追跡サンプル
ConsoleTrackingService のサンプル
SQLTrackingService サンプルを使用するクエリ
RuleActionTrackingEvent サンプル
追跡プロファイル オブジェクト モデル サンプルの使用
Windows Workflow Tracking Services

Footer image

Copyright © 2007 by Microsoft Corporation.All rights reserved.