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方法 : アプリケーションのコードをトレースする

Trace クラスを使用すると、アプリケーションの実装を行うことができます。 問題の診断やパフォーマンスの分析に役立つ情報メッセージを実行中のアプリケーションから受け取ることができます。 配置されたアプリケーションで起こりうる問題をトレースを使用して分析したり修正したりするための、主要な手順を次に示します。 これらの手順を実行する方法の詳細については、適切なリンクを参照してください。

アプリケーションでトレースを使用するには

  1. アプリケーションを配置した後で受け取るトレース出力の種類を検討します。

  2. スイッチのセットを作成します。 詳細については、「方法 : トレース スイッチを作成し初期化する」を参照してください。

  3. アプリケーションのコードにトレース ステートメントを追加します。

  4. トレース出力を表示する場所を決定し、適切なリスナーを追加します。 詳細については、「トレース リスナーの作成と初期化」を参照してください。

  5. アプリケーションおよびそのアプリケーションに含まれるトレース コードをテストおよびデバッグします。

  6. 次のいずれかのプロシージャを使用して、アプリケーションを実行可能なコードにコンパイルします。

    • ソリューション エクスプローラーの [プロパティ ページ] ダイアログ ボックスの [デバッグ] ページの [ビルド] メニューを使用します。 Visual Studio でコンパイルをする場合は、この方法を使用してください。

      または

    • コマンド ラインによるコンパイル用の Trace コンパイラ ディレクティブおよび Debug コンパイラ ディレクティブを使用します。 詳細については、「トレースとデバッグによる条件付きコンパイル」を参照してください。 コマンド ラインからコンパイルする場合はこの方法を使用してください。

  7. 問題が実行時に発生する場合は、適切なトレース スイッチをオンにしてください。 詳細については、「トレース スイッチの設定」を参照してください。

    トレース コードは、指定された場所 (画面、テキスト ファイル、イベント ログなど) にトレース メッセージを書き込みます。 Trace.Listeners コレクションに含めたリスナーの種類によって、この場所が決定されます。

  8. トレース メッセージを分析して、アプリケーションの問題を識別および理解します。

参照

処理手順

方法 : アプリケーション コードにトレース ステートメントを追加する

方法 : トレースとデバッグを指定して条件付きコンパイルを実行する

概念

実装とトレースの概要

トレース スイッチ

トレース リスナー

その他の技術情報

アプリケーションのトレースとインストルメント