相互運用ツール (.NET Framework)
このセクションに示すツールを使用すると、共通言語ランタイムに依存する .NET Framework クラスを COM クライアントで使用できるようにするなど、相互運用タスクの実行に必要なコードを簡略化し、コード量を減らすことができます。
これらのツールは、タイプ ライブラリの変換や生成を行い、クラスとアセンブリを生成して登録します。 このため、開発者は、型が共通言語ランタイムと COM のどちらに依存するかにかかわらず、従来の設計方法やプログラミング方法を使用できます。
これらのツールは Visual Studio および Windows SDK と一緒に自動的にインストールされます。 これらのツールの最適な実行方法は、Visual Studio または Windows SDK のコマンド プロンプトを使用することです。
このセクションの内容
Aximp.exe (Windows フォーム ActiveX コントロール インポーター)
ActiveX コントロール用の COM タイプ ライブラリに属する型定義を Windows フォーム コントロールに変換します。Mgmtclassgen.exe (厳密型クラス ジェネレーター)
指定した WMI (Windows Management Instrumentation) クラスに対して、事前バインディングされたマネージ クラスを生成できます。Regasm.exe (アセンブリ登録ツール)
アセンブリ内のメタデータを読み取り、必要なエントリをレジストリに追加します。 これにより、COM クライアントが .NET Framework クラスとして表示されるようになります。Regsvcs.exe (.NET サービス インストール ツール)
アセンブリを読み込んで登録し、タイプ ライブラリを生成して指定された COM+ Version 1.0 アプリケーションにインストールし、プログラムによってクラスに追加されたサービスを構成します。Tlbexp.exe (タイプ ライブラリ エクスポーター)
共通言語ランタイム アセンブリで定義されている型を記述するタイプ ライブラリを生成します。Tlbimp.exe (タイプ ライブラリ インポーター)
COM タイプ ライブラリ内の型定義を、共通言語ランタイム アセンブリで等価な定義に変換します。
関連項目
ツールのアルファベット順の一覧 (.NET Framework)
ドキュメントの .NET Framework ツール セクションに含まれるツールがすべて記載された、単一のアルファベット順の一覧を示します。ビルド ツール、配置ツール、および構成ツール (.NET Framework)
移植可能な実行可能 (PE) ファイルと Microsoft Intermediate Language (MSIL) ファイルの生成、グローバル アセンブリ キャッシュの表示と操作、アプリケーション マニフェストと配置マニフェストの管理、分離ストアとリソース ファイルの処理などのビルド タスクと配置タスクを支援するツールを含みます。デバッグ ツール (.NET Framework)
内部の共通言語ランタイム環境に関する情報を提供し、共通言語ランタイムを対象とするアプリケーション内のバグの発見と修正を支援し、アセンブリ バインドを表示できるようにするグラフィカル ツールとコマンド ライン ツールを含みます。セキュリティ ツール (.NET Framework)
セキュリティ関連のタスクを実行したり、アプリケーションやコンポーネントを配置する前にテストしたりするのに役立つコマンド ライン ツールを含みます。その他の開発ツール (.NET Framework)
SqlMetal コード生成ツールおよび Windows フォーム クラス ビューアーの各追加ツールを含みます。