ICLRMetaHost::GetRuntime メソッド
特定バージョンの共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) に対応する ICLRRuntimeInfo インターフェイスを返します。 このメソッドは、STARTUP_LOADER_SAFEMODE フラグと共に使用される CorBindToRuntimeEx 関数よりも優先されます。
HRESULT GetRuntime (
[in] LPCWSTR pwzVersion,
[in, REFIID riid,
[out,iid_is(riid), retval] LPVOID *ppRuntime
);
パラメーター
pwzVersion
[入力] "vA.B[.X]" 形式でメタデータに格納されている .NET Framework のコンパイル バージョン。 A、B、および X は、メジャー バージョン、マイナー バージョン、およびビルド番号を表す 10 進数です。メモ
このパラメーターは、C:\Windows\Microsoft.NET\Framework または C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64 の下に表示される、.NET Framework のバージョンのディレクトリ名と一致する必要があります。
値の例は、"v1.0.3705"、"v1.1.4322"、"v2.0.50727"、"v4.0.X" などです。X は、インストールされているビルド番号により異なります。 "v" プレフィックスが必要です。
riid
[入力] 目的のインターフェイスの ID。 現在、このパラメーターの有効な値は、IID_ICLRRuntimeInfo だけです。ppRuntime
[出力] 要求されたランタイムに対応する ICLRRuntimeInfo インターフェイスへのポインター。
戻り値
このメソッドは、次の特定の HRESULT と、メソッドの失敗を示す HRESULT エラーも返します。
HRESULT |
説明 |
---|---|
S_OK |
メソッドは正常に終了しました。 |
E_POINTER |
pwzVersion または ppRuntime が null です。 |
解説
このメソッドは、ICorRuntimeHost インターフェイスなどのレガシ インターフェイスおよび使用されていない CorBindTo* 関数などのレガシ関数と一貫した方法でやり取りします (.NET Framework 2.0 ホスト API の「.NET Framework 1.1 および 2.0 のホスト グローバル静的関数」を参照してください)。 つまり、レガシ API で読み込まれるランタイムは新しい API から参照でき、新しい API で読み込まれるランタイムはレガシ API から参照できます。 .
必要条件
プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照
ヘッダー: MetaHost.h
ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること
.NET Framework のバージョン: 4
参照
参照
その他の技術情報
.NET Framework 1.0 および 1.1 のホスト インターフェイス
.NET Framework 2.0 ホスト インターフェイス