ナレッジマネージメントエンティティ

[アーティクル]
04/18/2017

公開日: 2017年1月

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online

Microsoft Dynamics 365 (オンラインおよび設置型) では、新しいナレッジマネージメントシステムが導入されています。このシステムを使用して充実したサポート情報記事を作成できます。その記事では、画像や動画などの外部マルチメディアコンテンツをリンクとして埋め込むことがサポートされます。 SDK を使用して、サポート情報記事の作成および管理、記事のメジャーバージョンとマイナーバージョンの作成、複数の言語への記事の翻訳、記事の公開と期限切れのスケジュール設定をプログラムから実行できます。また、サポート情報記事の表示回数のインクリメント、サポート情報記事レコードと Dynamics 365 エンティティレコードの関連付け、アプリケーションからサポート情報記事に対するフルテキスト検索の実行もできます。詳細:Dynamics 365 でのサポート情報記事に関する作業

注意

Dynamics 365 (オンライン) の場合、Dynamics 365 でナレッジマネージメントを設定する際に、サポート情報ソースとしてネイティブの Dynamics 365 サポート情報を使用するか、Parature サポート情報を使用するかを選択できます。Dynamics 365 (設置型) の場合は、ネイティブの Dynamics 365 サポート情報のみをサポート情報ソースとして使用できます。Parature サポート情報との統合は、Dynamics 365 (設置型) では利用できません。

Dynamics 365 インスタンスのナレッジマネージメントの設定に使用できるのは、Web クライアントのみです。SDK を使って行うことはできません。詳細:ヘルプとトレーニング: CRM でのナレッジマネージメントの設定

Web クライアントを使用してナレッジマネージメントをエンティティに対して有効にした後、エンティティフォームにサポート情報検索コントロールを挿入して構成し、Dynamics 365 または Parature から関連性のあるサポート情報記事を表示できます。サポート情報検索コントロールは、このコントロールを使用するときにユーザーのエクスペリエンスを自動化または強化するプログラミングのサポートを提供します。詳細:サポート情報の検索コントロール (クライアント側の参照)

Parature をサポート情報ソースとして使用する場合は、サポート情報レコードのメタデータをプログラムから作成および管理し、サポート情報レコードを Dynamics 365 エンティティインスタンスに関連付けることができます。詳細:Dynamics 365 で Parature サポート情報を使用

新しい KnowledgeArticle および KnowledgeArticleViews エンティティを使用して、Dynamics 365 のサポート情報記事に関する作業を行います。Parature をサポート情報ソースとして使用する場合は、KnowledgeBaseRecord エンティティを使用します。

重要

CRM Online 2016 更新プログラム 1 と Microsoft Dynamics CRM 2016 Service Pack 1 (設置型) のリリースによって、ナレッジマネージメントに使用される次のエンティティは廃止されます: KbArticle、KbArticleComment、および KbArticleTemplate です。これらのエンティティは、Dynamics 365 の今後のメジャーリリースではサポートされなくなります。Dynamics 365 のナレッジマネージメントのコードで、新しい KnowledgeArticle エンティティを使用する必要があります。詳細:Microsoft Dynamics 365 の将来のリリースにおける重要な変更点