カスタマイズ ファイルを編集するとき

 

公開日: 2017年1月

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online

アンマネージド ソリューションの一部としてエクスポートされた customizations.xml ファイルは、特定のカスタマイズ タスクを実行するように編集できます。 ファイルを編集した後、アンマネージド ソリューションでエクスポートされる他のファイルとともに変更されたファイルを圧縮できます。 変更されたアンマネージド ソリューションをインポートして変更を適応します。

customizations.xml ファイルのような複雑な XML ファイルを編集するには、スキーマ検証をサポートするように設計されたプログラムを使用すれば、簡単にエラーを減らすことができます。メモ帳のような単純なテキスト エディタを使用してこのファイルを編集することは可能ですが、このファイルの編集を熟知していない限りお勧めできません。 詳細については、「スキーマ検証を使用した XML カスタマイズ ファイルの編集」を参照してください。

重要

ソリューション コンポーネントの無効な XML または不適正な定義は、手動で編集されたアンマネージド ソリューションをインポートするときエラーが生じる可能性があります。

サポートするタスク

次のタスクを行うために、customization.xml ファイルを編集できます。

• リボンの編集
  Microsoft Dynamics 365 SDK では、customization.xml ファイルを直接編集することで、リボンを編集するプロセスについて説明します。 リボンの編集を簡単にするためのユーザー インターフェイスを提供するリボン エディターは、複数の担当者によって作成されました。 現在、Codeplex で使用できるプロジェクトは以下のとおりです。

  • Microsoft Dynamics CRM 2011 用リボン エディター

  • MS CRM 2011 : Pragma Toolkit : Ribbon, Site Map Editor (MS CRM 2011 : Pragma Toolkit : リボン、サイト マップのエディター)

  • CRM 2011 Visual Ribbon Editor (CRM 2011 Visual のリボン エディター)

  これらのプログラムのサポートについては、プログラムの発行元にお問い合わせください。

  customization.xml を手動で編集することによるリボンの編集についての詳細については、「コマンドおよびリボンをカスタマイズする」を参照してください。

• サイト マップの編集
  SDK では、customization.xml ファイルを直接編集することで、SiteMap を編集するプロセスについて説明します。

  担当者の中には、SiteMapのエディターも開発した人もいます。 現在、Codeplex で使用できるプロジェクトは以下のとおりです。

  • Microsoft Dynamics CRM 2011 用サイトマップ エディター

  • MS CRM 2011 : Pragma Toolkit : Ribbon, Site Map Editor (MS CRM 2011 : Pragma Toolkit : リボン、サイト マップのエディター)

  詳細については、「SiteMap を使用したアプリケーション ナビゲーションの変更」を参照してください。

• FormXml を編集
  FormXml は、エンティティ フォームとダッシュボードを定義するために使用されます。 アプリケーションのフォーム エディターおよびダッシュボード デザイナーは、この目的のために最もよく使用されるツールです。customizations.xml ファイルの編集には、次の代替手法もあります。 詳細については、「エンティティ フォームのカスタマイズ」および「ダッシュボードを作成する」を参照してください。

• 保存済みクエリの編集
  エンティティのビューの定義を customizations.xml ファイルに含め、手動で編集することができます。 アプリケーションのビュー エディターは、この目的ため最もよく使用されるツールです。customizations.xml の編集には、次の代替手法もあります。 詳細については、「エンティティ ビューのカスタマイズ」を参照してください。

• ISV.Config の編集
  Microsoft Dynamics 365の以前のバージョンでは、ISV.Config がクライアント アプリケーションの拡張機能および他の構成オプションを追加する方法でした。Microsoft Dynamics CRM 2011 および Microsoft Dynamics CRM Onlineでは、リボンでアプリケーションを拡張できます。ISV.Configに引き続き残っている唯一の機能は、サービス カレンダーの外観をカスタマイズすることです。 詳細については、「サービス カレンダーの外観の構成」を参照してください。

サポートされないタスク

エクスポートされた customizations.xml ファイルを編集することで、他のソリューション コンポーネントを定義することはサポートされていません。 このフェーズでは次のタスクを実行します。

• エンティティ

• 属性

• エンティティの関連付け

• エンティティ メッセージ

• オプション セット

• Web リソース

• プロセス (Workflow)

• プラグイン アセンブリ

• SDK メッセージ処理手順

• サービス エンドポイント

• [レポート]

• つながりロール

• 記事テンプレート

• 契約テンプレート

• 電子メール テンプレート

• 差し込み印刷用テンプレート

• セキュリティ ロール

• フィールド セキュリティ プロファイル

関連項目

Microsoft Dynamics 365 アプリケーションをカスタマイズする
Customization XML reference
Customization solutions file schema
Ribbon XML reference
SiteMap XML reference
Form XML reference
Saved query XML reference
スキーマ検証を使用した XML カスタマイズ ファイルの編集

Microsoft Dynamics 365

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