送信者評価用のオープン プロキシ サーバーを検出するための送信アクセスを構成する
適用先 : Exchange Server 2010
シェルを使用して、送信者評価用のオープン プロキシ サーバーを検出するための送信アクセスを構成できます。
スパム対策とウイルス対策機能の管理に関連する他の管理タスクについては、「スパム対策およびウイルス対策の機能の管理」を参照してください。
前提条件
ファイアウォールのポートの構成 送信者評価でオープン プロキシ サーバーの検出を有効にしたときは、追加の構成を実行して、送信者評価がエッジ トランスポート サーバーとインターネットの間にあるファイアウォールを越えることができるようにする必要がある場合があります。オープン プロキシの検出テストでは、多くのプロトコルを使用してオープン プロキシ サーバーのテストを行います。次の表に、送信者評価のために送信用に開いている必要があるポートの一覧を示します。
プロトコル ポート SOCKS4、SOCKS5
1081, 1080
Wingate、Telnet、Cisco
23
HTTP CONNECT、HTTP POST
6588, 3128, 80
特定のプロキシ サーバーを使用するような送信者評価の構成 組織がプロキシ サーバーを使用してファイアウォール経由の送信トラフィックを管理する場合は、プロキシ サーバーを使用するように送信者評価を構成する必要があります。オープン プロキシ サーバーを検出するために、送信者評価にインターネットへの送信接続を用意する必要があります。送信者評価がインターネットにアクセスするために使用するプロキシ サーバーの名前、種類、およびポート番号を指定する必要があります。
「スパム対策およびウイルス対策機能について」の参照 組織に対して効率的に連携して機能するように、すべてのスパム対策エージェントを構成する一般的な方法を理解する必要があります。
「送信者評価のプロパティの構成」の参照 送信者評価のプロパティを構成する方法を理解する必要があります。
シェルを使用して、送信者評価用のオープン プロキシ サーバーを検出するための送信アクセスを構成します。
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「トランスポートのアクセス許可」の「スパム対策機能」。
注 : |
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EMC を使用して、送信者評価用のオープン プロキシ サーバーを検出するための送信アクセスを構成できます。 |
オープン プロキシ サーバーを検出するために送信者評価を正しく構成するには、以下の情報を指定する必要があります。
- 組織のプロキシ サーバーの名前。
- 組織のプロキシ サーバーのポート番号。
- 組織が実行するプロキシ サーバーの種類。
オープン プロキシ サーバーを検出するための送信アクセスを構成するには、次の構文を使用します。
Set-SenderReputationConfig -ProxyServerName <String> -ProxyServerPort <Int32> -ProxyServerType <String>
この例では、プロトコルの種類として HTTP CONNECT を、サーバー ポートとして 80 を使用するオープン プロキシ サーバー SERVER01 を使用するように送信者評価を構成します。
Set-SenderReputationConfig - ProxyServerName SERVER01 -ProxyServerPort 80 -ProxyServerType HttpConnect
構文およびパラメーターの詳細については、「Set-SenderReputationConfig」を参照してください。