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グラフ ビューの凡例を使用したロード テストの分析

 

発行: 2016年7月

ロード テスト アナライザーのグラフ ビューには凡例パネルがあり、現在選択されているグラフに関連付けられている各パフォーマンス カウンターの情報が表示されます。

必要条件

  • Visual Studio Enterprise

グラフ ビューの凡例

グラフ ビューの凡例

凡例には以下の情報が含まれています。

  • [グラフに表示]: チェック ボックスを使用して [ユーザー数][Errors/Sec] など個々のカウンターの線をグラフにプロットするかどうかを指定します。 線をグラフにプロットするには、チェック ボックスをオンにします。 プロットの線をグラフから削除するには、チェック ボックスをオフにします。 プロットの線を削除しても、カウンターの統計情報は凡例に引き続き表示されます。

  • [範囲]: この列にはパフォーマンス カウンターの y 軸の範囲が表示されます。 既定では、この値はサンプル データの範囲が変わると自動的に調整されます。 自動的に調整された範囲は常に最大値を超える直近の 10 の累乗になります。これには 10 の負の累乗も含まれます。 グラフには、範囲が異なるさまざまなカウンターを含めることができます。 したがって、y 軸には特定範囲のラベルではなく、各カウンターの全範囲のパーセンテージを表す 0 ~ 100 の値のラベルが付きます。 たとえば、範囲が 1,000 のカウンターの場合、y 軸のデータ ポイント 60 は、カウンターの値 600 に相当します。

    注意

    範囲を特定の値にロックすると、範囲の値の自動調整を無効にできます。範囲をロックすると、その範囲を超える値はすべて、グラフの一番上に指定した最大値として表示されます。範囲を特定の値にロックするには、[プロット オプション] ダイアログ ボックスを使用します。詳細については、「方法: グラフ作成カウンターのプロット オプションを指定する」を参照してください。

  • [カウンター]: [カウンター][インスタンス][カテゴリ][コンピューター] という 4 つの列でパフォーマンス カウンターを一意に識別します。

  • [色]:[色] 列には、パフォーマンス カウンターのプロットされた線の色とスタイルが表示されます。 グラフのパフォーマンス カウンターの色または線のスタイルを変更するには、[プロット オプション] ダイアログ ボックスを使用します。 [プロット オプション] ダイアログ ボックスは凡例のショートカット メニューから開きます。 詳細については、「方法: グラフ作成カウンターのプロット オプションを指定する」を参照してください。

  • 統計情報: [最小][最大][平均][最終] の各列は、パフォーマンス カウンターのそれぞれの統計情報を示します。 これらの値は、グラフの可視領域に表示されているデータに対応しています。 たとえば、実行の領域を拡大した場合、凡例の統計情報には拡大した領域の値のみが反映されます。 [最終] 列は、直前に完了したサンプリング間隔のパフォーマンス カウンターの値です。

    注意

    [最終] 列は、ロード テストの実行中にのみロード テスト アナライザーの凡例に表示されます。

    詳細については、「方法: ロード テスト結果でグラフの領域にズーム インする」を参照してください。

凡例の項目を選択して、以下の操作を実行できます。

  • 項目を凡例とグラフの両方から削除する。 項目を右クリックして [削除] をクリックするか、Del キーを押します。

  • グラフのプロット線を強調表示する。

  • データ グリッドに選択した項目のデータを表示する。

  • カウンターの [プロット オプション] ダイアログ ボックスを表示する。

ヒント

ロード テスト アナライザーのツール バーにある [グラフのオプション] ドロップダウン ボタンを使用して、[凡例の表示] をクリックすると、グラフ ビューに関連付けられている [凡例] パネルを表示または非表示にすることができます。

参照

方法: グラフ作成カウンターのプロット オプションを指定する
方法: ロード テスト結果でグラフの領域にズーム インする
ロード テスト アナライザーのグラフ ビューでのテスト結果の分析
ロード テスト アナライザーの概要