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MED-V 2.0 の各操作の概要

適用対象: Microsoft Enterprise Desktop Virtualization 2.0

ここでは、MED-V の展開と管理に必要なすべての操作について、段階を追って説明します。各操作の説明を実際の環境や条件に当てはめて、作業を行うときの参考にしてください。

このセクションでは、MED-V ワークスペースを作成、展開、および管理全体を通して必要な情報と注意事項を取り上げています。

MED-V の各操作の概略

MED-V で行う各操作を説明しているトピックは、次のとおりです。

  • MED-V 用の Windows Virtual PC イメージの作成: MED-V 用の Windows Virtual PC イメージを作成して構成する方法を説明します。MED-V ワークスペース をユーザーに配布する前に、MED-V の MED-V ワークスペース インストーラー パッケージのビルドに使用する仮想ハード ディスク (VHD) を準備する必要があります。

  • イメージへの Windows XP のインストール: Windows Virtual PC イメージに Windows XP SP3 オペレーティング システムをインストールする方法を説明します。MED-V では、MED-V ワークスペースをビルドする前に、Windows Virtual PC イメージに Windows XP SP3 をインストールする必要があります。

  • イメージへの .NET Framework のインストール: MED-V 用に準備する Windows Virtual PC イメージに、.NET Framework 3.5 SP1 と更新プログラム KB959209 を手動でインストールする方法を説明します。MED-V には、.NET Framework 3.5 SP1 と更新プログラム KB959209 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=204950) が必要です。この更新プログラムによって、アプリケーションの互換性に関する既知の問題が解決されます。

  • Windows XP イメージへの更新プログラムの適用: MED-V の実行に必須、または重要な最新のソフトウェア 更新プログラムと他の修正プログラムを Windows XP イメージに適用する方法を説明します。

  • 統合コンポーネントのインストール: Windows XP イメージに統合コンポーネント パッケージをインストールする方法を説明します。このパッケージをインストールすると、仮想環境と物理コンピューターの相互動作が向上します。

  • Windows Virtual PC イメージへのアプリケーションのインストール: MED-V を実行するときに便利なソフトウェア (電子ソフトウェア配布システムやウイルス対策ソフトウェアなど) を Windows XP イメージにインストールする方法を説明します。

  • MED-V 用の Windows Virtual PC イメージの構成: Sysprep を使用して、MED-V 用にイメージを構成する方法を説明します。準備が完了した MED-V イメージは、MED-V ワークスペース パッケージを作成するのに使用します。

  • MED-V ワークスペース パッケージの作成: エンタープライズ全体に展開する MED-V ワークスペース パッケージをビルドする方法を説明します。MED-V ワークスペース パッケージは、エンド ユーザーのコンピューターに MED-V ワークスペースをインストールするために展開します。MED-V ワークスペースは、エンド ユーザーが MED-V によって提供された仮想マシンと対話するのに使用する Windows XP デスクトップ環境です。

  • MED-V ワークスペース パッケージのテスト: 初回セットアップやアプリケーションの公開などの MED-V ワークスペース パッケージの機能をテストする環境の作成方法を説明します。MED-V ワークスペース パッケージのテストを完了し、正常に機能していることを確認したら、MED-V ワークスペースをエンタープライズ全体に展開できます。

  • MED-V ワークスペース パッケージの展開: 電子ソフトウェア配布システム、または Windows 7 イメージを使用して MED-V ワークスペースを展開する方法を説明します。また、MED-V ワークスペースを手動で展開する方法も示します。

  • MED-V ワークスペースの監視: 初回セットアップが正常に完了したかどうかを確認するために、MED-V ワークスペースの展開を監視する方法を説明します。初回セットアップが正常に完了しないと、MED-V が使用可能な状態にならないので、展開の監視は重要な作業です。また、MED-V に影響する可能性のあるネットワークの変更を検出できるように、環境を設定する方法も示します。

  • MED-V ワークスペースのアプリケーションの管理: 展開された MED-V ワークスペースのアプリケーションをインストールおよび削除する方法と、アプリケーションを公開および非公開にする方法を説明します。また、MED-V ワークスペースのソフトウェアを手動で更新する方法と、自動更新を管理する方法も示します。MED-V ワークスペースは、別のオペレーティング システムを含む仮想マシンです。そのソフトウェアの更新プロセスは、エンタープライズ内の物理コンピューターの場合とまったく同じように管理する必要があります。

  • MED-V の URL リダイレクトの管理: 展開された MED-V ワークスペースの Web アドレスのリダイレクト設定を追加および削除する方法を説明します。レジストリを使う方法と MED-V ワークスペースをビルドし直す方法の 2 通りあります。また、MED-V ワークスペース パッケージャーを使用して、Web アドレスのリダイレクトを管理することもできます。

  • MED-V ワークスペースの設定の管理: MED-V ワークスペース パッケージャーを使用して、MED-V の構成設定を表示および編集する方法を説明します。このセクションには、MED-V の構成可能なレジストリ キー、型、既定値、および説明の一覧表があります。この他にも、MED-V ワークスペースのプリンターの管理に関する情報が含まれています。MED-V 2.0 のプリンターのリダイレクト機能によって、エンド ユーザーが MED-V 仮想マシンでも、ホスト コンピューターでも、同じ要領でプリンターを使用できるようになります。

参照:

概念

MED-V 2.0 の展開計画: 全過程の概要
MED-V 2.0 の展開過程

その他のリソース

MED-V での操作

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