ドライバー パッケージ プロジェクトの KMDF 検証ツール プロパティ
リモート コンピューター上の KMDF 検証ツール (またはフレームワーク検証ツール) のプロパティを設定します。 KMDF ドライバーをビルドしてテスト コンピューターに展開するときに、これらの設定を使うことができます。 KMDF ドライバーについて詳しくは、「カーネル モード ドライバー フレームワーク」をご覧ください。
フレームワーク検証ツールについて詳しくは、「フレームワーク検証ツールの使用」と「WDF 検証ツールの制御アプリケーション」をご覧ください。
ドライバー パッケージ プロジェクトの KMDF 検証ツール プロパティの設定
- ドライバー パッケージのプロパティ ページを開きます。ソリューション エクスプローラーでドライバー パッケージ プロジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- ドライバー パッケージのプロパティ ページで、[構成プロパティ]、[Driver Install] (ドライバーのインストール)、[KMDF Verifier] (KMDF 検証ツール) の順にクリックします。
- [Enable KMDF Verifier] (KMDF 検証ツールを有効にする) オプションをクリックし、[KMDF verifier is always on] (KMDF 検証ツールは常にオン) を選びます。このオプションがオンになっている場合は、KMDF ドライバーのフレームワーク検証オプションを構成できます。
オプション | 説明 |
---|---|
Enable KMDF Verifier (KMDF 検証ツールを有効にする) |
テスト コンピューターで KMDF 検証ツールを有効にします。選択できるオプションは、[KMDF verifier is always on] (KMDF 検証ツールは常にオン) または [KMDF verifer is off] (KMDF 検証ツールはオフ) です。 KMDF 検証ツールが有効になっていなくて KMDF のバージョンが 1.9 以上である場合、基本的なフレームワークの検証は、ドライバーの検証ツールの一部として有効になります。 |
KMDF Service Names (KMDF サービス名) |
監視対象の KDMF ドライバーのサービス名を指定します。 |
IRQL checks (IRQL チェック) |
IRQL チェックと重大なメモリ リークのチェックを有効にします。 |
Forward Compatible Checks (上位互換性チェック) |
現在のドライバーのバージョンより後に作られたチェックを有効にします。 |
Forward Progress Handler Testing (進捗ハンドラー テスト) |
ドライバーの進捗処理テストのオプションを指定します。 No Allocation Failures (割り当てエラーなし) エラーをシミュレートせずに、ドライバーの進捗処理をテストします。 Fail All Allocations (すべての割り当てが失敗) ドライバーの進捗処理に依存して、進捗キューへのすべての I/O 要求が 失敗したように表示されます。 Randomly Fail Allocations (ランダムに割り当てが失敗) 進捗キューへの I/O 要求がランダムに失敗します。 |
Track KMDF Object Handles (KMDF オブジェクト ハンドルを追跡する) |
追跡するオブジェクト ハンドルの種類の一覧を指定します。 |
Enable KMDF Loader Messages (KMDF ローダー メッセージを有効にする) |
デバッガーを使って KMDF ローダー メッセージを有効にします。このオプションを有効にするには、ターゲット コンピューターの再起動が必要です。 Windows Vista 以降のオペレーション システムでは、既定で DbgPrint 出力が抑制されています。これにより、この抑制が無効になるまで、WDF ローダーの診断メッセージは使用できません。KDMF 検証ツールはこれを管理して、KMDF ローダーの診断がこれらのシステムのカーネル デバッガーで使用できるようにします。 |
詳細ログ |
詳細なログを有効にします。 |
Memory Pages for Logs (ログのメモリ ページ) |
カーネルのイベント トレース ログ用に、非ページ プール ページの数 (1 ~ 10) を指定して割り当てます。オプションは、Runtime Choice または [1-10] です。Runtime Choice の場合、ページ数は KMDF ランタイムによって決まります。KMDF 1.9 以降、検証が詳細ログと共に有効になっていると、 ランタイムはより多くのページを使います。 |
Fail Memory Allocations (メモリ割り当ての失敗) |
KMDF 検証ツールが開始されてすべてのメモリ割り当てが失敗する前に、正常に割り当てできるメモリの数を指定します。 |