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方法: LightSwitch OData サービスを配置する

LightSwitch アプリケーションはサービスとして発行すると、他のアプリケーションにデータを提供する中間層としても使用できます。 サービスは Microsoft Azure またはインターネット インフォメーション サービス (IIS) でホストできます。 サービスを Azure に配置する方法の詳細については、「方法: Microsoft Azure で LightSwitch アプリケーションをホストする」を参照してください。

LightSwitch アプリケーション発行ウィザードを使用すると、サービスを発行またはパッケージ化することで配置できます。

  • サービスを発行すると、ウィザードの完了直後にクライアント コンピューターがそのサービスにアクセスできるようになります。 インストールにより、データベース スキーマが SQL Server に自動的に配置されます。 サービスを発行するには、Web サーバーおよびデータベース サーバーの両方に対する管理者アクセス権を持っているか、LightSwitch の Web サーバーをプロビジョニングする必要があります。 「方法: LightSwitch アプリケーションをホストするためにサーバーを構成する」を参照してください。

  • アプリケーションをパッケージ化する場合、フォルダーに含まれている、サービスの実行に必要なすべてのものを圧縮 (zip) する必要があります。 また、サーバー管理者はサービスをインストールして、使用できるようにする必要があります。 「方法: LightSwitch アプリケーションをサーバーにインストールする」を参照してください。

サービスを発行するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、ProjectName ノードを選択します。ProjectName はプロジェクトの名前です。

  2. メニュー バーで、[ビルド][ApplicationName の発行] の順に選択します。

    LightSwitch 公開アプリケーション ウィザードが表示されます。

  3. [アプリケーションの種類] ページで、[Web サービスのみ] オプション ボタンを選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [アプリケーション サーバーの構成] ページで、[IIS サーバー] オプション ボタンを選択します。

    注意

    別のサービス用に作成された発行設定ファイル (.publishsettings または .pubxml) がある場合、そのファイルを使用して、配置に必要な残りの情報を提供できます。[設定のインポート] ボタンをクリックして、発行設定ファイルを指定します。

  5. [次へ] をクリックし、[発行の出力] ページで、[サーバーにリモートで発行する] オプション ボタンを選択します。

    [詳細] セクションが表示されます。

  6. [サービス URL] ボックスに、IIS を実行しているサーバーの URL (Uniform Resource Locater) を入力します。

  7. [サイト/アプリケーション] ボックスに、アプリケーション マニフェストをホストするために使用する Web ページのパスを入力します。

    このパスは通常、既定の Web サイト/ServiceName です。ここで ServiceName は、アプリケーションの名前です。

  8. [ユーザー名] ボックスと [パスワード] ボックスに、IIS の資格情報を入力し、[次へ] をクリックします。

  9. [セキュリティ設定] ページの [アプリケーション管理者] タブが表示されたら、初期アプリケーション管理者になるユーザーの有効な [ユーザー名][完全名]、および [パスワード] を入力し、[HTTPS] タブを選択します。

    注意

    更新を発行すると、アプリケーション管理者が既に存在します。この手順をスキップするには、[アプリケーション管理者は既に存在する] チェック ボックスをオンにします。

  10. [セキュリティ設定] ページの [HTTPS] タブで、安全な HTTPS 接続を要求する場合は [はい] を選択し、アプリケーションがセキュリティで保護された接続を必要としない場合は [いいえ] 選択します。

    LightSwitch に関するセキュリティ上の考慮事項」を参照してください。

  11. [次へ] をクリックして、ウィザードの [データ接続] ページを開きます。

  12. [データベース接続] タブで、アプリケーション データベースを公開するデータベース サーバーの管理者とユーザーの接続文字列を入力し、[アタッチされたデータ ソース] タブを選択します。

    注意

    更新を発行する場合、スキーマを変更していない限り、データベースを再発行する必要はありません。データベースが再発行されないようにするには、[データベース スキーマを発行する] チェック ボックスをオフにします。

    データベース サーバーは、互換性のあるバージョンの SQL Server (SQL Server 2005 や SQL Server 2005 Express など) を実行している必要があります。 アプリケーションをデータベース サーバーに発行する必要はありません。

    注意

    ユーザー接続文字列は統合セキュリティを使用できません。接続に有効なユーザー名およびパスワードを指定する必要があります。

  13. [アタッチされたデータ ソース] タブで、必要に応じて他の接続の接続文字列を更新し、[次へ] をクリックし、[発行] をクリックします。

    サービスが発行されたら、他のアプリケーションは サイト/アプリケーション名と ServiceName.svc によって指定された Web サイトからそのサービスにアクセスできます。ここで ServiceName は、サービスによって公開されるデータ ソースの名前です。

サービスをパッケージ化するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、ProjectName ノードを選択します。ProjectName はプロジェクトの名前です。

  2. メニュー バーで、[ビルド][ApplicationName の発行] の順に選択します。

    LightSwitch 公開アプリケーション ウィザードが表示されます。

  3. [アプリケーションの種類] ページで、[Web サービスのみ] オプション ボタンを選択し、[次へ] をクリックします。

  4. [アプリケーション サーバーの構成] ページで、[IIS サーバー] オプション ボタンを選択します。

    注意

    別のアプリケーション用に作成された発行設定ファイル (.publishsettings または .pubxml) がある場合、そのファイルを使用して、配置に必要な残りの情報を提供できます。[設定のインポート] ボタンをクリックして、発行設定ファイルを指定します。

  5. [次へ] をクリックし、[発行の出力] ページで、[パッケージをディスク上に作成する] オプション ボタンを選択します。

  6. [Web サイトの名前] ボックスに、サービスをホストする Web サイトの名前を入力します。

    既定では、Web サイトの名前はアプリケーション名になります。

  7. [パッケージを作成する場所] ボックスに、出力を発行する場所の UNC パスを入力します。

    既定では、出力は、プロジェクト ディレクトリの下にある [発行] サブディレクトリに発行されます。

  8. セキュリティ設定ページの [アプリケーション管理者] タブが表示されたら、 初期アプリケーション管理者となるユーザーの有効な [ユーザー名][完全名]、および [パスワード] を入力し、[HTTPS] タブを選択します。

    注意

    更新を発行すると、アプリケーション管理者が既に存在します。この手順をスキップするには、[アプリケーション管理者は既に存在する] チェック ボックスをオンにします。

  9. [セキュリティ設定] ページの [HTTPS] タブで、安全な HTTPS 接続を要求する場合は [はい] を選択し、アプリケーションがセキュリティで保護された接続を必要としない場合は [いいえ] 選択します。

    LightSwitch に関するセキュリティ上の考慮事項」を参照してください。

  10. [次へ] をクリックし、ウィザードの [データ接続] ページの [データベース接続] タブで、[SQL データベース スクリプトを生成する] オプション ボタンを選択し、データベースの名前を入力します。

    このボックスには、アプリケーション デザイナーの Application Name プロパティで入力したものと同じ名前を指定する必要があります。

    注意

    サーバーにデータベースが既に存在する場合は、[次の名前で新しいデータベースを生成する] オプション ボタンを選択して、そのデータベースのための接続文字列を入力します。サーバーへのアクセス権がない場合は、サーバーのデータベースと同じスキーマを持つ別のデータベースの接続文字列を入力することができます。

    注意

    更新を発行する場合、スキーマを変更していない限り、データベースを再発行する必要はありません。データベースが再発行されないようにするには、[SQL データベース スクリプトを生成する] チェック ボックスをオフにします。

  11. [アタッチされたデータ ソース] タブで、必要に応じて他の接続の接続文字列を更新し、[次へ] をクリックし、[発行] をクリックします。

    サービスが発行されると、発行の出力で指定したディレクトリにパッケージを含む .zip ファイルが配置されます。 このパッケージが作成されたら、サーバー管理者は MSDeploy ツールを使用して、IIS と SQL Server を実行しているサーバーにサービスを配置できます。 「方法: LightSwitch アプリケーションをサーバーにインストールする」を参照してください。

    サービスが配置されたら、他のアプリケーションは サイト/アプリケーション名と ServiceName.svc で指定された Web サイトからそのサービスにアクセスできます。ここで ServiceName.svc は、サービスによって公開されるデータ ソースの名前です。

    注意

    アプリケーションの認証を有効にしている場合、アプリケーション管理者は、アプリケーションを実行する前にユーザーを承認する必要があります。詳細については、「方法: Silverlight クライアント アプリケーションで認証を有効にする」を参照してください。

参照

概念

LightSwitch アプリケーションの配置

その他の技術情報

データ ソースとしての LightSwitch

方法: Microsoft Azure で LightSwitch アプリケーションをホストする