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Backup

IIsComputer オブジェクトの Backup メソッドは、メタベースを指定した場所にバックアップします。その際、バックアップ場所の名前を 100 文字以内で指定します。1 つのバックアップ場所に、複数のメタベース バックアップを格納できます。

構文

IIsComputer.Backup BackupLocation,BackupVersion,BackupFlags

 

パラメータ
  • BackupLocation
    バックアップ場所を指定する 100 文字以内の文字列です。格納のメカニズムは、IIS が決定します。空の文字列を指定すると、バックアップは既定の場所に格納されます。

  • BackupVersion
    バックアップに割り当てるバージョン番号を指定します。MD_BACKUP_MAX_VERSION と同じか、またはそれより小さい番号でなければなりません。設定可能な値は次のいずれかです。

    MD_BACKUP_HIGHEST_VERSION 指定したバックアップ場所に格納されているバックアップ バージョンの中で、番号が最も大きいものを上書きします。
    MD_BACKUP_NEXT_VERSION 指定したバックアップ場所における次のバックアップ バージョン番号を使用します。
  • BackupFlags
    次のうち、必要なフラグを指定します。

    MD_BACKUP_FORCE_BACKUP MD_BACKUP_SAVE_FIRST で指定した SaveData 操作が失敗した場合でも、バックアップを強制的に実行します。
    MD_BACKUP_OVERWRITE 指定したバックアップ場所に、名前とバージョンが同じであるバックアップが存在する場合でもバックアップを実行し、必要に応じて上書きします。
    MD_BACKUP_SAVE_FIRST バックアップの前に SaveData 操作を実行します。
解説

バックアップ格納メカニズムは IIS が決定します。必ずしも指定するバックアップ場所の名前によって、特定のディレクトリ、ファイル、またはデータベースの格納メカニズムが決まるわけではありません。このリリースの実装では、メタベース バックアップは system32\inetsrv\MetaBack ディレクトリにファイルとして格納されています。

重要 メタベースのバックアップおよび復元機能は、バージョン化が目的であって、コンピュータ間での複製が目的ではありません。メタベース バックアップは、そのバックアップを作成したコンピュータ上でしか復元できません。

コード例
  <%
  Dim ComputerObj, iFlags
  Set ComputerObj = GetObject("IIS://LocalHost")
  'Backup to next available version number.
  'Set flags to save the metabase first and
  'force the backup even if save fails.
  iFlags = (MD_BACKUP_SAVE_FIRST or MD_BACKUP_FORCE_BACKUP)
  ComputerObj.Backup "MyBackups", MD_BACKUP_NEXT_VERSION, iFlags
%>
 
関連項目

DeleteBackupEnumBackupsRestore