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Restore

IIsComputer オブジェクトの Restore メソッドは、バックアップからメタベースを復元します。復元操作では、IISADMIN に依存する、すべてのサーバーを含むすべてのサービスを、復元が完了するまで停止し、完了後にすべてのサービスを再開します。このため、ASP ページの中でスクリプトを使用してメタベースを復元する場合は、スクリプトを実行するコンピュータ以外のコンピュータ名を指定する必要があります。LocalHost をコンピュータ名として指定することはできません。バックアップからメタベースを復元するときは、このサービスの中断を慎重に計画する必要があります。

構文

IIsComputer.Restore BackupLocation,BackupVersion,BackupFlags

 

パラメータ
  • BackupLocation
    バックアップ場所を指定する 100 文字以内の文字列です。空の文字列を指定すると、バックアップは既定の場所から取り出されます。

  • BackupVersion
    バックアップ場所から復元するバックアップのバージョン番号、または次に示す定数を指定します。

    MD_BACKUP_HIGHEST_VERSION 指定されたバックアップ場所の中で最もバージョン番号が大きいバックアップから復元します。
  • BackupFlags
    予約されています。必ず 0 を指定します。

コード例
  <%
  Dim ComputerObj, ComputerName
  'Restore metabase on a different computer.
  ComputerName = "MyOtherComputer"
  'You can use LocalHost if running under Windows Script Host.
  Set ComputerObj = GetObject("IIS://" & ComputerName)
  'Restore the highest number version in MyBackups.
  ComputerObj.Restore "MyBackups", MD_BACKUP_HIGHEST_VERSION, 0
%>
 
解説

Cscript.exe を使用しコマンド ウィンドウで実行するスクリプトで、LocalHost を指定して Restore メソッドを使用することができます。詳細については、Windows のマニュアルの Windows Script Host に関する箇所を参照してください。

重要 メタベースのバックアップおよび復元機能は、バージョン化が目的であって、コンピュータ間での複製が目的ではありません。メタベース バックアップは、そのバックアップを作成したコンピュータでしか復元できません。

関連項目

BackupEnumBackupsDeleteBackup