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AspProcessorThreadMax

このメタベース プロパティは、IIS が作成するプロセッサごとの最大ワーカー スレッド数を指定します。

ヒント   この設定は通常、Web アプリケーションの拡張性とサーバーのパフォーマンスに大幅な影響を与える可能性があります。この設定は、同時に実行できる ASP 要求数の上限を指定するため、ASP アプリケーションが外部コンポーネントに対し長い呼び出しを行う場合を除き、規定の設定を変更しないことをお勧めします。このような変更が必要な場合は、AspProcessorThreadMax の値を上げ、サーバーによるスレッド生成を増やすことにより、同時に発生する要求の処理数を増加させます。

このメタベース プロパティを変更した場合、変更を有効にするために、Web サーバーのインスタンスを停止し再起動する必要があります。このプロパティの Web サービスに関する設定は、すべてのインプロセスおよびプールされたアウトプロセス アプリケーション ノードのすべてのレベルに適用されます。Web サーバー レベルまたはそれより下位のレベルでメタベースを設定すると、インプロセスおよびプールされたアウトプロセス アプリケーションでは無視されます。ただし、そのノードが分離されたアウトプロセス アプリケーションである場合は、Web サーバー レベルまたはそれより下位のレベルでの設定が使用されます。

データ型 長整数型
既定値 25
継承 継承可能
アクセス場所

このプロパティには、次の場所でアクセスできます。

メタベース パス キー タイプ
/LM/W3SVC IIsWebService
/LM/W3SVC/N IIsWebServer
/LM/W3SVC/N/ROOT IIsWebVirtualDir
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir IIsWebVirtualDir
/LM/W3SVC/N/ROOT/WebVirtualDir/WebDirectory IIsWebDirectory
IIS Admin Base オブジェクトの追加情報

次の表は、IIS Admin Base オブジェクトを使用するコードで必要な追加情報の一覧です。

メタベース識別子 MD_ASP_PROCESSORTHREADMAX
データ型 DWORD_METADATA
ユーザー タイプ ASP_MD_UT_APP